
アーバンネット名古屋ビル「緑化陶壁」
オフィスビルも、その土地柄に応じて街の景観と調和させ、公共の空間や緑地を確保して設計します。例えばアーバンネット名古屋ビル(愛知県名古屋市)も、街づくりの視点と環境への配慮を大切にしています。「緑化陶壁」という新しいタイプの壁面緑化を開発し、あたたかみのある外観を演出しました。このビルは 2006年10月に「2006年度グッドデザイン賞(建築・環境デザイン部門)」を、2007年2月には「愛知まちなみ建築賞(※注)」を受賞しました。
※注 愛知まちなみ建築賞:地域における個性豊かなまちなみ景観の創造や魅力と潤いのある地域社会の実現に貢献する建築物を表彰する、愛知県が創設した賞。

NTT幕張ビル
当社は、自社ビルのある地域の景観づくりを支援しています。その一例が、1993年に幕張新都心(海浜幕張)に竣工したNTT幕張ビルです。ここは、千葉県企業庁が、「職・住・学・遊」の複合機能を備えた未来型国際業務都市の形成を目指して整備を進めているところです。当社のNTT幕張ビルも、千葉県の進めるこの構想に基づいて建てられました。
当社は潮風や排ガスに強いツツジを選んでビル周辺一面に植えました。現在ここは、ビルで働く人や近隣の人にとって憩いのスポットとなり、ツツジの開花期になると写真愛好家も加わって賑わい、初夏の風物詩となっています。
海浜幕張では、企業も人も全て、ここに住む人が街づくりの主役です。当社をはじめ、この地区にビルを持つ企業は「幕張新都心まちづくり協議会」に参加し、地域貢献活動を推進しています。当社も、年に数回実施する清掃活動や駅前に花を植える美化運動などに率先して取り組み、地域とのきずなを深めています。

グランウェリス瀬田
住宅造では、建物の周辺環境や街の景観に配慮し、質の高い外観を追求しています。例えば東京都世田谷区のグランウェリス瀬田では、既存樹木の桜をエントランス脇に移植しました。また隣地老健施設との間には、道行く誰もが利用できるポケットパークを設け、ここにも地域の人々に親しまれてきた既存樹木の桜を移植して、市民の憩いの場としてコミュニティ形成の貢献に配慮しました。
この道路沿いの緑地帯はポケットパークと老健施設の植栽と一体でデザインし、北側国分寺崖線の緑地帯と相呼応させることで、街全体の落ち着いた雰囲気を保ちつつ、より美しい街並みの形成に貢献しています。
NTT幕張ビル内に保育園がオープン

NTT幕張ビルは、来年、竣工15周年を迎えます。高度なビル機能とアメニティが凝縮し、ビルで働く人の快適さを追求した空間として好評を得ていますが、ここの低層棟1階に、2007年4月、保育園がオープンしました。
ビル内の店舗用に設計した230m2の空間の有効利用法を検討して生まれたのが、「保育園」という時代のニーズに応える用途でした。海浜幕張地区のマンションは近年、30代の共働き世帯を中心に人気を集めており、保育園数が不足していたのです。
NTT幕張ビルのテナントさまで、千葉県内に保育園を展開する「リトルガーデン」に施設の運営について打診するとともに、幕張新都心まちづくり協議会を通じて千葉県の理解を得て、保育園開設の条件を整えました。幼児を対象としたインターナショナルスクールを併設したこともあり、募集と同時に定員数に達するという人気ぶりです。
