当社は、幅広い環境保全活動を推進しつつ、特に、(1) ビル運用における地球温暖化防止、(2) オフィス活動などにおける紙資源節減、(3) 廃棄物(建設副産物)の削減、の3点については2010年度までの定量的な目標(環境目標)を掲げ、達成に向け取り組んでいます。
(1) ビル運用における地球温暖化防止
稼動面積あたりのCO2排出量(運用排出原単位)の削減に取り組んでいます。2007年度は、1平方メートルあたり年間119.6kgと、前年度から横這いとなりました。2007年度は新築ビルの竣工がなく、既存ビルの省エネ対策に取り組みましたが、前年度よりも夏が暑く冬が寒かったこともあって、削減には至りませんでした。なお、ビル稼働率の向上により、CO2排出総量は前年度よりやや増加しています。2010年度の目標(1m²あたり年間116.7kg)へはもう一息ですので、まずは着実に削減を進めるための取り組みを行っていきます。
(2) 紙資源節減
紙使用総量の削減に取り組んでいます。ただ、当社の紙使用は、賃貸ビルや商業施設で消費されるトイレットペーパーが大半を占めており、ご利用者数の増加にともなって紙使用量も増えてきています。2007年度の紙使用量は前年度から26トン増の 274トンで、2010年度目標(195トン)とはかなりの開きがあります。今後、目標設定の見直しも含め、取り組みのあり方を再検討していきます。
(3) 廃棄物(建設副産物)の削減
リサイクル率の高水準(95%以上)での安定化に取り組んでいます。2007年度のリサイクル率は98%と、前年度よりやや低下しましたが、これは解体を手がけた建築物の副産物に分別・リサイクルが困難な建設発生木材(木くず)が多く含まれていたことによるものです。2010年度に向け、95%以上の水準を維持できるよう、引き続き取り組んでいきます。
環境保全活動の目標と成果
| 項目 | 活動 | 2010年度までの目標 | 達成状況 | |
|---|---|---|---|---|
| 2006年度 | 2007年度 | |||
| ビル運用における地球温暖化防止 | ビル稼動面積あたりのCO2排出量の削減 (※注1) |
116.7kg-CO2/m² (2003年度比マイナス9%) |
119.6kg-CO2/m² [排出量 188,374t] |
119.6kg-CO2/m² [排出量 192,415t] |
| 紙資源節減 | 紙使用量の削減 (※注2) |
195t (2003年度比マイナス6.8%) |
258t | 274t |
| 廃棄物 (建設副産物) 削減 |
リサイクル率の向上・安定化 | 95%以上で安定化 (※注3) |
100% | 98% |
対象範囲:当社保有ビルとし、共同所有のビルについては当社持分のみを対象としています。
※注1 ビル稼動面積あたりのCO2排出量の削減:賃貸ビルの場合、テナント部分も含むビル全体の稼動面積あたりのCO2排出量を用いています。なお、CO2排出量は、電力使用量およびガス使用量に国が指定するCO2排出係数を掛けて算出しています。
※注2 紙使用量の削減:2006年度まで管理対象としてきた、「純正パルプ使用量」については、製紙業界における古紙配合率偽装問題により正確な値が確認できない状況が続いているため、上記表からは除外しています。
※注3 95%以上で安定化:リサイクル率に関する目標設定は、国土交通省の「建設リサイクル法基本方針」が、特定建設資材廃棄物(コンクリート塊、アスファルト・コンクリート塊、建設発生木材〔木くず〕)の2010年度までの再資源化率目標を95%としていることに基づいています。
環境保全に関する規制は、国だけでなく地方自治体でも年々強化されています。そのため、当社では環境規制に関する最新情報の入手とその内容の把握に努めるとともに、全社的に周知し、遵守を徹底しています。なお2007年度は、環境規制に対する違反はありませんでした。
