
サツマイモ栽培による屋上緑化
都市の中心部の気温が郊外に比べて島状に高くなる「ヒートアイランド現象」が、都市生活の快適性を低下させるとして問題となっています。NTT都市開発は、都市部を中心に総合不動産事業に従事する企業として、ヒートアイランド対策に注力しています。
2006年度から、アーバンネット三田ビル(東京都港区)では、NTTファシリティーズと共同で、サツマイモをはじめとする食用作物を利用した屋上緑化の実証実験に取り組んできました。翌年から、アーバンネット上名古屋ビル(愛知県名古屋市)、NTT基町クレドビル(広島県広島市)でも実施しています。サツマイモの栽培はヒートアイランド対策のほかに、植える、育てる、収穫する、そして食べる楽しみもあり、入居テナントの皆さまや地域の方々と交流する機会としても積極的に活用しています。
2011年度は、5年間の取り組みを通じて一定の有効性が確認できたことを踏まえ、各ビルでは活動を継続しつつ、さらなる展開を模索しています。また、当社が保有する有料老人ホーム「ウェリスケア御影西」(兵庫県神戸市)にも、サツマイモ水気耕栽培(※注)による屋上緑化システムを新たに導入しました。
屋上緑化のほかにも、植栽の配置、駐車場の緑化、保水性のある舗装材の採用など、ヒートアイランド現象の緩和に向けたさまざまな試みを行っています。
※注 サツマイモ水気耕栽培:サツマイモ水気耕栽培については、アーバンネット上名古屋ビルの取り組みを報告する特集記事(「アーバンネット上名古屋ビルにおける屋上緑化と環境教育」)をご参照ください。

打ち水大作戦2011ひろしま in 紙屋町・基町
基町クレド・パセーラ(広島県広島市)では、2011年7月に、地域と一体となったヒートアイランド対策の推進を目的として、今年で2回目となる「打ち水大作戦2011ひろしま in 紙屋町・基町」を開催しました。NTT都市開発が代表幹事を務める紙屋町・基町回遊性向上連絡協議会に参加する13社、広島商工会議所、広島市下水道局、YMCA国際幼児園などから約300名が参加し、一斉に打ち水を行いました。旧広島市民球場跡地前から紙屋町交差点までの約400mにわたり、約2トンの水を手作業で歩道に撒きました。打ち水の効果として、実施前と比べ気温がマイナス2度になったことが確認されました。
