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「文化(集団・社会~国)」の共栄

なぜ重要か

多様な社会課題を見据え、先進的かつ安全な街を構築し、活力あるビジネスと快適な日常生活を支えていく。街は人々の活動を支える基礎インフラであり、NTTアーバンソリューションズグループには、先進的で信頼性の高い、安全な街づくりへ積極的に貢献することが期待されています。これらは国連SDGsのゴール8・9・11達成に通じる、重要な使命です。

NTT都市開発のアプローチ

NTTグループの総合不動産デベロッパーとして、良質な不動産サービスを提供し、お客さまや地域の皆さまが幸せになる社会を実現する。持続可能かつレジリエントな社会の実現に貢献することが、事業を通じた社会への責任であると考え、活力ある街づくりの提案から、「もしも」に備える安全体制の整備まで、多面的な活動を推進しています。

活動の柱

  • 先進の街づくりを通じた、お客さま満足の追求
  • 心地よい空間づくり
  • コミュニティへの価値創造
  • 安全性・品質向上の仕組みづくり
  • BCM(事業継続管理)の推進と、防災体制の継続的強化
  • 情報セキュリティ管理の徹底

関連するSDGs

NTTアーバンソリューションズグループ SDGsインパクトテーマの推進

インパクトテーマⅠ「地域の人・経済・文化をはぐくむ『共創型』の街づくりの推進」では、各地の経済振興、さらには地域コミュニティとの協働を促進するような施設づくりを進めています。またインパクトテーマⅡ「持続可能な街づくりをめざす、先進技術を活用したインフラの構築」では、NTTグループならではのICTを活用したインフラの構築・浸透を積極的に展開しました。インパクトテーマⅤ「街を見守り続け、安心・安全な社会基盤を築く」では、NTTグループの一員として、社会インフラの24時間365日安定稼働を実現する新たな施策へと取り組み、同様にインパクトテーマⅥ「先進的でレジリエントな街づくりの実践」では、社会の人々の安心・安全・快適といった「ウェルネス」向上に資するイノベーションを推進しました。これらを通じ、SDG8・9・11 の達成へと貢献を図っています。

Highlight 2021 Case08

SDGs Impact Theme I.地域の人・経済・文化をはぐくむ『共創型』の街づくりの推進

京都の歴史・文化を活かす、洗練された街区づくりの積極推進

地域の活力の源として期待される、企業とステークホルダーの共創

ステークホルダーが集い、文化の踏襲や経済活動の推進といった社会課題の解決に貢献するような「地域の要」をつくる。地域創生に向けたステークホルダーの協働(エンゲージメント)の重要性が高まる現在、その「場」となる施設づくりと地域経済への貢献が期待されています。これが「共創型」の街づくりの考え方です。

街の記憶の継承と、新たな共有価値の創造を、京都各所で展開

NTT都市開発は、設備の先進性や環境性能、アートとの融合はもちろん、各地の歴史や特徴を活かした街づくりを重視しています。この考えのもと、現在、京都市各所で街区開発を推進しています。特に歴史・文化的価値の高い建物の保全と再生、革新は私たちの重要な使命と位置付け、建物に応じた工夫を施しています。

2020年3月に開業した「The Hotel Seiryu Kyoto Kiyomizu(ザ・ホテル青龍 京都清水)」(京都府京都市)は、元清水小学校跡地を活用しており、館内各所に小学校時代の面影を残す設計を通じ、地域の歴史・文化を新しい時代へ継承していく役割を担っています。また2025年夏頃開業予定の「元新道小学校跡地活用」プロジェクトでは、宿泊施設、地域施設、歌舞練場への再開発を、ICTによるデジタルアーカイブ化なども計画に取り入れ開始しています。

旧京都中央電話局跡に位置する商業・宿泊施設である「新風館」および「エースホテル京都」(京都府京都市)は、2020年にリニューアル・開業しました。東西に貫通するパサージュにより、正面の烏丸通りと奥の東洞院通りを結ぶなど、地域の経済・観光の導線をも担う同施設は、歴史的建造物を活かした建物改修や文化財の保全、周囲の景観と調和した施設レイアウトなどを施し、地域のランドマークとして人々の集いの場となっています。

ホテル「THE HIRAMATSU 京都」(京都府京都市)は、京都役行者開発の一環として2020年3月にオープンしました。京町家で育まれた価値を未来に引き継ぐとともに、京都の魅力的な街づくりに貢献するべく開発された同ホテルは、街路に面し従来表玄関として使用されてきた南側建物の表家を保存し、増築建物1階には町家の部材を活かした構成を再現するなど、京町家の本質的な価値を継承し、地域の賑わいづくりに貢献しています。

これら施設に共通する価値観は、地域の記憶・資産を先進の建物へと踏襲し、地域の価値共創に貢献することです。引き続き、同価値観に即した京都の一体的開発を推進していきます。

The Hotel Seiryu Kyoto Kiyomizu
The Hotel Seiryu Kyoto Kiyomizu
撮影:フォワードストローク
新風館
新風館
撮影:フォワードストローク
エースホテル京都
エースホテル京都
撮影:フォワードストローク
THE HIRAMATSU 京都
THE HIRAMATSU 京都
撮影:フォワードストローク

Highlight 2021 Case11

SDGs Impact Theme II.持続可能な街づくりをめざす、先端技術を活用したインフラの構築

各地のSDGs推進に寄与する、先進的な街づくり

地域経済の持続的発展に貢献する、先進的な街づくりへの期待

現在、日本各地の自治体では持続可能な地域経済の発展に向け、SDGsに即した開発・地域振興策を講じる活動が、国との連携のもと活発化しています。中でも、先進的な技術を取り入れた近代的な都市基盤の整備は、多くの自治体が注目するテーマであり、企業に対して積極的な提案が期待されています。

ビジネスの要所を活性化する、「博多イーストテラス」

現在福岡市では「博多コネクティッド」を掲げ、博多駅を中心とした半径約500mの施策を官民連携で推進しています。交通基盤の拡充と併せ、先進的なビルへの建て替えや歩行者導線の再構築などを行うことで、歴史ある博多旧市街との回遊性を高め、都市機能の向上を図っていくプロジェクトです。NTT都市開発は、同施策エリアに位置する「旧博多スターレーン跡地」において、「博多イーストテラス」(福岡県福岡市)の開発を担っています。

同計画では、さらなる街の発展に期待が高まる博多駅東側に、NTTグループの先端技術を導入した次世代オフィスビルを誕生させるものです。基準階ではワンフロア面積680坪超の無柱空間を有し、鉄骨制震梁の採用により高い耐震性と柔軟な区画形成を可能にしています。また1階にはスモールオフィスを配置し、多様化するワークスタイルに応じた先進的な仕様を備えたオフィスを計画しています。なお、空調・調光・ネットワーク設備にはNTTのICTを積極的に活用し高いウェルネスと効率性を両立しています。

筑紫口中央通りとつながる敷地南側(建物前面)には約940m2にも及ぶ博多駅周辺地区最大級の広場(公開空地)を整備します。同広場では、植栽の整備に加え、カフェやキッチンカー、ベンチの配置、無料Wi-Fiの提供などを実施し、来街者やオフィスワーカーの利便性が高い空間を計画します。また、博多まちづくり推進協議会などの地域と連携し、クリスマスイルミネーションなどのイベント開催を検討しています。さらに1階屋外には、附置義務台数以上の駐輪場を設置し、周辺の放置自転車問題に寄与するとともに、一部区画には最先端技術を活用したハンズフリーゲートの駐輪場を導入し、通勤ラッシュ時にもスムーズに利用できる計画としています。

これらの取り組みにより、博多駅筑紫口エリアの賑わいづくりと回遊性向上に貢献し、さらには福岡市のSDGs貢献へと協働していきます。

博多イーストテラス外観イメージ(完成予想図)
博多イーストテラス外観イメージ(完成予想図)
南側広場イメージ(完成予想図)
南側広場イメージ(完成予想図)
広場に面したカフェイメージ(完成予想図)
広場に面したカフェイメージ(完成予想図)
屋上リフレッシュスペースイメージ(完成予想図)
屋上リフレッシュスペースイメージ(完成予想図)

Highlight 2021 Case13

SDGs Impact Theme II.持続可能な街づくりをめざす、先端技術を活用したインフラの構築

住まいの安心・安全・快適に、イノベーションの力を

より快適でスマートな暮らしに、技術革新で挑戦する

ICT社会の世界規模での浸透は、ビジネスだけでなく日常生活における空間に対しても変革をもたらしつつあります。全ての人が安心・安全・快適に暮らせるよう、AIやIoTを活用した次世代住宅サービスを実現することが社会から強く期待されており、さまざまな企業がその実現に取り組んでいます。

「Wellith URBAN(ウエリスアーバン)中野坂上」で開始した、先進的なAI・IoT活用の試験サービス

2021年3月に入居を開始したNTT都市開発の都市型賃貸マンション「Wellith URBAN(ウエリスアーバン)中野坂上」(東京都中野区)は、先進的なセキュリティ設備や「ニューノーマル」を意識した衛生設備・共有空間設計に加え、AIおよびIoTを活用した、次世代住宅の実現に向けた実証実験を展開するといった大きな特徴を有しています。

Wellith URBAN(ウエリスアーバン)

NTTアーバンソリューションズグループと(株)NTTドコモが実施するこの共同実証実験は、「コンシェルジュがいるような暮らし」「ヘルスコンシャスな暮らし」「自分好みの空間づくり」をコンセプトに定めAIやIoTを用いて居住者の行動や好みを学習することを通じ、住宅が居住者に寄り添いサポートするような各種サービスの実現をめざして、ご協力いただけるモニターへとサービスを提供しています。

IoTデバイスや各種センサーなどを通じ収集される居住者の生活データをもとに、スマートホームにおける快適性や健康面での可能性を模索するこの実証実験の内容は、体重、体温などの個人の健康情報に応じた運動や食事レシピのアドバイス、また、くつろぎ・在宅ワークなどのシーンに合わせて照明、プロジェクター映像などを制御し、居室の雰囲気を変化させるサービスなど多岐にわたります。それらを長期的に提供することで、居住者ごとに異なるニーズを理解し、居住者に合わせて柔軟に対応することはもちろん、居住者の健康状態や意識面への貢献度合いを検証し、 ICTを用いた次世代住宅の発展をめざします。

これは、「未来の街づくり」を実現するNTTグループの「街づくりDTC™」の一環として実施するものであり、NTT都市開発および参加各社は、住まいに求められる新たなウォンツや時代とともに変化する多様なニーズを把握し、居住者のウェルネスをサポートする住宅や生活と街のさまざまなシーンでの「ワクワク」をつないでいくイノベーションを推進します。

※「 街づくりDTC™(Digital Twin Computing)」の詳細は、「ビルのセキュリティ・安定稼働を、革新する」を参照ください

IoTデバイスを設置したリビングダイニング
IoTデバイスを設置したリビングダイニング
各種情報を表示できるスマートミラー
各種情報を表示できるスマートミラー

Highlight 2021 Case14

SDGs Impact Theme V.街を見守り続け、安心/安全な社会基盤を築く

ビルのセキュリティ・安定稼働を、革新する

都市インフラの安定稼働に向け、IoT時代のビルセキュリティが求められる

ICT社会が世界規模で浸透し、都市のあらゆる機器がデジタルネットワークにつながるようになった現在、ビルを含む都市インフラの安定稼働を担保するセキュリティ施策にも、それらを加味した進化が求められています。特にNTTのようなICT企業グループには、先進的なソリューション開発を率先することが期待されています。

NTTグループの次世代戦略「街づくりDTC™」の推進

NTTとNTTアーバンソリューションズグループは、IOWNの研究開発を活用した「街づくりDTC™」による、未来の街づくりに向けた技術開発と街区実証実験を開始しています。「街づくりDTC™ 」とは、街で提供されるサービス単位で環境・モノ・人を捉え、DT(デジタルツイン)と、それらを分野横断で連鎖させる機能であるDTC (Digital Twin Computing)を実現させることで、街全体で最適化を行う革新的技術です。NTTおよびNTTアーバンソリューションズは、この「街づくりDTC™」技術を活かして、NTTグループが関与する既存街区や、2022年1月に竣工した「アーバンネット名古屋ネクスタビル」(愛知県名古屋市)など新規に開発する街区において実証実験を行うことで、街区に住まう人、集う人、働く人にとって魅力を感じてもらえる新たな価値を提供することをめざします。

※ IOWN(アイオン:Innovative Optical and Wireless Network):スマートな世界を実現する、最先端の光関連技術および情報処理技術を活用した未来のコミュニケーション基盤

「街づくりDTC™」の一環としての、警備ロボット実証実験

「街づくりDTC™ 」を着実に進行・実現していくため、NTT都市開発は、さまざまな実証実験を開始しています。その一つが、「アーバンネット名古屋ビル」(愛知県名古屋市)で実施した「5Gを活用した警備ロボット実証実験」です。(株)NTTドコモおよび大成(株)、ugo(株)も参画した同実験では、次世代型アバターロボットを活用し、ビルの警備業務をリアルタイムに遠隔操作で行っています。

人とロボットの協働によるビル警備業務を行い、さらに遠隔操作と自律走行のスムーズな切り替え、複数ロボットの同時制御といったノウハウを蓄積すると同時に、5Gの大容量を活用した高精細映像の伝送や低遅延、高信頼の5G通信により制御技術の強化を図ることで、今後AIを活用した自動判定・自動対応のサービス化といった、より洗練された街区管理をめざしています。 NTT都市開発はこれらを通じ、コスト効率、エネルギー効率を兼ね備えた次世代のビルセキュリティを実現し、社会基盤の安全かつ24時間365日稼働へと貢献していきます。

街づくりDTC・ロゴ
次世代型アバターロボット「ugo®TS-P」
次世代型アバターロボット「ugo® TS-P」