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グランフロント大阪

世界のとなり 未来のちかく

グランフロント大阪は、大阪の玄関口に広がる
アジアをはじめとして世界に開かれた新しい"まち"の実現に向け、日々さまざまな活動を展開しております。

プロジェクト理念

西日本を代表するターミナルとして、多くの人が行き交う大阪駅前地区。
そこに残された約24haにも及ぶ広大な敷地を舞台に、産官学が連携し、
関西全体の発展をも担う重要な「うめきた」再開発プロジェクトが推進されています。

新しい産業や文化を紡ぐ『知的創造の場』

遥か昔から、新しいことや優れたものを積極的に取り入れ発信してきた大阪。
そのDNAを引き継ぎ、時代の変化や人々の夢を敏感に感知し、柔軟に発展し続けていく"まち"を目指して――。
『知的創造の場』。世界中から集まる人材や情報による"知の循環"を通し、新たなビジネスやライフスタイルを創出していきます。

グランフロント大阪 ブロック別の用途図

グランフロント大阪が目指す"まち"

約7haの先行開発区域を、NTT都市開発をはじめとする12社が担当し、開発しています。それが、「グランフロント大阪(うめきた先行開発区域プロジェクト)」。
多様な都市機能を持ち、互いが魅きつけあい、影響し、変わり続ける力を持った"まち"を目指します。

1. 知を生み出す場としてナレッジキャピタルを構築

研究者、クリエイター、事業者などナレッジワーカーのワークスペースに教育機能を併設した「ナレッジオフィススペース」や先端技術と感性の融合から生まれた新しいライフスタイルを展示する「フューチャーライフショールーム」などが代表されます。

グランフロント大阪 ナレッジキャピタルの構造図

2. 継続的な知的事業創造拠点としてしくみを構築

グランフロント大阪の一体的なまちの運営を行う、一般社団法人グランフロント大阪TMOを設立。
"まち"の在住者、在勤者、来街者とともに"まち"を育てる参加型のまちづくりを推進し、日々足を運びたくなる賑わいと活気を創出します。

我々のまちづくり

人や情報が集まり、互いに刺激し合うことで新たな価値やコンセプトが創造され、
さらにその情報を発信することでより多くの人と情報が集積される。
そうした循環を繰り返すことで、まちは大きくゆたかに発展していきます。

1. 緑と水のネットワーク

人に潤いと憩いをもたらす空間の創出にこだわりました。
水都大阪のイメージを発信する水辺と、水に美しく映えるイチョウ並木を整備した「うめきた広場」や「いちょう並木/せせらぎのみち」の沿道。
大規模な緑化空間をもった、北館・グランフロント大阪オーナーズタワーに隣接する空地。
都心では貴重な安らぎをもたらします。

2. 歩行者ネットワーク

創造のみち
都市回廊

"まち"の中を快適に回遊できるルートを整備しました。
建物内の1・2階レベルを南北に貫く「創造のみち」。
建物西側1階レベルのピロティ空間「都市回廊」。
JR大阪駅や阪急梅田駅方面とは歩行者専用デッキで接続し、より安全かつスムーズに周辺地区とアクセスできる歩行者ネットワークを確保します。

3. けやき並木

東西のエリアを結ぶ軸には、歩道を彩るカフェなどの商業施設とゆたかなケヤキ並木。
洗練された歩道空間で賑わいを演出します。

4. ナレッジプラザ

北館の中心に位置する「ナレッジプラザ」は、 "まち"のシンボル空間。
「ナレッジキャピタル」と連携したイベントやプレゼンテーションなどが行われ、賑わいと交流をもたらします。

5. うめきた広場

JR大阪駅北口の真正面に、さまざまな人々が自由に集い、憩い、楽しめる約10,000m2の広場を整備。
地上・地下の一体的な利用が可能なこの場所では多彩な情報を発信するイベントが企画されます。
大阪の新しいシンボル空間として愛され、親しまれる広場に育てていきます。


開発事業者

NTT都市開発株式会社 / 株式会社大林組 / オリックス不動産株式会社 / 関電不動産開発株式会社 / 新日鉄興和不動産株式会社 / 積水ハウス株式会社 / 株式会社竹中工務店 / 東京建物株式会社 / 日本土地建物株式会社 / 阪急電鉄株式会社 / 三井住友信託銀行株式会社 / 三菱地所株式会社

開発秘話と変化するまちの風景

開発事業者に選定された12社のうち、NTT都市開発は中層階にオフィス、上層階にホテルが入るタワーCを中心に担当。
関西初となる「インターコンチネンタルホテル」の誘致から完成に至るまで、そして今後の展望を開発担当者に聞きました。

初めての5つ星ホテル誘致

――プロジェクトの概要をお聞かせください。
「グランフロント大阪(うめきた先行開発区域プロジェクト)」は、約7haという開発面積も、また共同事業者として12社が参画する点でも、国内有数のビッグプロジェクトです。また、NTT都市開発が外資系5つ星ホテルの誘致から施設の設計、運営計画まで一貫して手がけるのは初めての経験でした。
――ホテル誘致の意図をお聞かせください。

『グランフロント大阪』というネーミングには、大阪の新しい玄関口にふさわしい「世界に開かれた最前線のまちであり続けたい」という思いが込められています。私たち開発事業者12社は、企画段階から、世界につながるゲートウェイ機能を持たせ、まち全体のホスピタリティを高めるには、国際水準のホテルを誘致すべきだと考えていました。

――完成したホテルの特徴についてお聞かせください。
ホテルは、ホスピタリティやアメニティといった"まち"のおもてなし機能を高め、国内外からの集客を図る役割を担う施設です。レストラン、宴会場、平均50m2以上の客室が215室、さらに海外からのお客さまや長期滞在ニーズにも対応できるよう、キッチンや洗濯機まで完備したレジデンスも57室用意されています。設備でも、サービス面でも、他のラグジュアリーホテルに決してひけをとらない施設ができたと考えています。
また、一つのまちであっても、それぞれの機能や性格に合ったデザインを重視し、先進的なイメージのオフィス棟とは対照的に、やさしさや安らぎを感じさせる意匠にこだわりました。「本物の素材を使いたい」というインターコンチネンタルホテルズグループ(以下IHG)さまの要望を受け、内観には天然木・天然石を多用し、外観も自然素材や温かみのある色彩が採用されています。マンション棟との間には水と緑の豊かな公園「ザ・ガーデン」もあり、都心とは思えないような景観が広がっています。

完成までの過程で生み出された日本と世界の融合

――苦労した点はありますか。
ホテルの運営形態における日本と世界の商慣習の違いがあり、それをいかに調整するかが最初の関門でした。契約に漕ぎ着けるのは簡単ではありませんでしたが、12社間での幾度もの協議、深夜に及ぶ海外とのやり取りの末、達成することができました。また、ホテルには「ブランドスタンダード」といった種々の決め事があり、ホテル側の承認を得るための時間も必要です。街区全体の工期や他の棟と歩調を合わせて設備・内装を詰めていく作業、さらに重要な局面では必ず12社間で協議して意思統一を図っていく作業など、限られた時間内に多くの物事を決定していく難しさがありました。
その一方で、お客さまの使い勝手を考えた設備・仕様や非日常の空間を演出するためのこだわりなど、世界60ヵ国以上で5つ星ホテルやリゾートを展開するホテルならではの細やかな発想に触れ、私たちが学ばせていただくことも多かったと感じています。
――完成に至ったポイントと考えている部分はありますか。

海外と日本の文化や考え方のギャップを埋めるために定期的な会議の場を設け、お互いの思いや事情をきちんと汲み取りながら物事を進めるよう努めました。立場は違ってもより良いモノをつくりたいという思いは共通ですから、真摯な話し合いを重ねるうちに信頼感が深まっていったと思います。というのも、私たちは開発事業者として資本投資する立場ですから、時にはコストを適正に抑えるために仕様や素材の変更も提案させていただきましたが、スムーズに運ぶことができたのです。例えば、素材を選ぶにしても様々な側面から徹底検証し、その結果をきちんとお示しする、あるいは経験則に基づいて問題が発生しそうな部分は事前に対処しました。そういった日本流の緻密な仕事の進め方やモノづくりに対する姿勢を実感していただけたのでしょう。海外では工期が遅れることも珍しくないようで、工事が予定どおり進行していく様子やゴミひとつ落ちていない工事現場を見て、IHGの皆さまがとても驚かれたのは印象的でした。

お客さまと育てる継続的な"まち"へ

――竣工後の状況はいかがですか。
まちびらきから約5カ月後の時点で、『グランフロント大阪』全体の来場者数は延べ2,700万人、商業施設の売上高は200億円を突破しました。ホテルの集客や評判も上々で、当初の予想以上の結果を生んでいます。大阪駅と直結する「うめきた広場」では、毎週のように音楽、スポーツ、カルチャーなどのイベントが開催されていますし、「ソシオ」と呼ばれる地域サークル活動も広がっています。
大阪駅周辺はもともと地下街の発達したエリアですから、都心でありながら豊かな自然を身近に感じられる環境や、たくさんの人が集まって交流できるオープンスペースの機能などが新鮮に受け止められているのではないでしょうか。
――今後の抱負についてお聞かせください
今後は、実際のお客様のご要望に応じて、オペレーションや設備環境を見直す必要が出てくるかもしれません。ご満足していただけるホテルをIHGの皆さまと一緒に育て上げていければと考えています。
――最後に、『グランフロント大阪』にいらっしゃるお客さまにメッセージをお願いします
IHGさまには、その土地ならではのかけがえのない体験や感動をお客さまに提供するという意味合いの「IN THE KNOW」というキーワードがあります。まだ模索段階ではありますが、例えばホテルのおもてなしを学ぶサークル活動や、ホテルと連携したコンテンツができないかなど、会議の場でいろいろな提案をしています。また今後は、まちとのコラボレーションも増やしていく予定です。関西エリアのホテルマーケットをリードする存在を目指し、さらにホテルを中心とした魅力あふれるまちづくりに貢献していきたいと思っています。

開発担当者インタビュー

NTT都市開発株式会社
開発推進部 大堀智行(左)
開発推進部 池田秀人(中)
開発推進部 河野勝己(右)

所属はインタビュー当時のものです