森林保全への貢献
紙消費削減
NTT都市開発グループは、深刻化する森林破壊問題の解決に少しでも貢献するため、会議のペーパーレス化や両面印刷の推進などを通じ、紙使用量の削減に取り組んでいます。2017年度の社員のオフィスにおけるコピー用紙の使用量は17.3 tで、前年度比マイナス1.7 tでした。なお、使用する紙製品は、環境配慮仕様のものを優先的に購入しており、リサイクルされた紙を原料とするトイレットペーパー製品なども、積極的に活用しています。
林地残材をインテリアとして有効活用(ウエリスオリーブ津田沼)
NTT都市開発では、住宅の開発においても、森林破壊への影響を抑制するべく取り組んでいます。
サービス付き高齢者向け住宅ウエリスオリーブ津田沼(千葉県船橋市)では、公共事業でやむなく伐採された都市近郊の林地残材を有効活用し、インテリアに活用しています。これらの木材は径が細く曲がっているため、本来は家具の材料としての使用が困難ですが、工夫と技術を加えることで魅力的なインテリアとしてよみがえりました。
まず、地域のコミュニティスペースを兼ねる施設内のレストランに置くチェアやソファとして、質の高い1、2級材を優先的に用いました。手で触れた時に素材の質感が伝わるよう、自然塗装オイルで仕上げました。無着色仕上げなので使うほどに変化し、なじんでいく様子が楽しめます。
また家具には使用できない端材は、アートワークや住宅内の部屋で使う表札、キーホルダーなどに活用しました。
こうした林地残材の活用は、森林保護の観点だけでなく、住まう方に地元産の木を使っていただき、安らぎや愛着を長く感じてもらえるようにという意味を込めて取り組んだものです。
不動産事業者は、その事業において森林からの恵みを享受する存在です。そうした意味からも、今後も一層、森林保護の取り組みに努めていきます。


