文字サイズ

ヒートアイランド対策

屋上緑化活動

都市の気温が周辺に比べて高くなる「ヒートアイランド現象」は、生活上の不快、熱中症をはじめとする健康被害、生態系の変化といった問題を引き起こします。NTT都市開発は、都市部を中心に総合不動産事業に従事する企業として、ヒートアイランド対策に取り組んでいます。
NTT都市開発グループでは2006年度から8年にわたり、保有する一部物件(オフィスビルや有料老人ホーム)の屋上で、サツマイモなどの食用作物を利用した緑化の試みを実施。サツマイモの大きな葉によるヒートアイランド緩和効果は大きく、晴天時に屋根表面温度が最大22℃低下する効果が確認されています。こうして蓄積した知見とノウハウを、オフィスや住宅に活用しています。

サツマイモを植えた屋上で、講師役である社員の説明を聞く保育園の子どもたちの写真
近隣の保育園の皆様を招いた環境教育(アーバンネット上名古屋ビル)

アーバンネット上名古屋ビル(名古屋市西区)では、入居テナントの皆様のほか近隣の保育園と協働しながら、サツマイモによる緑化の取り組みを継続して行っています。収穫期に行う「収穫祭」では、収穫、試食のほか、屋上緑化によるヒートアイランド対策の取り組みを紙芝居で紹介し、地域交流、環境教育に役立てています。2016年の6月には入居テナント様、近隣保育園の子どもたちを招待し、「サツマイモ苗定植会」を開催しました。作業後は、アーバンネット上名古屋ビルにおける取り組みを紙芝居によって説明しました。同年12月に開催した「収穫祭」では、同様に入居テナント様や近隣保育園の子どもたちを招き、アーバンネット上名古屋ビル屋上で育ったサツマイモを収穫していただきました。収穫後はサツマイモを使ったスイーツの試食後、6月の定植会に引き続いてアーバンネット上名古屋ビルにおける取り組みについて紙芝居の上演を行い、保育園の子どもたちにも楽しみながら、環境への理解を深めていただきました。
また、サービス付き高齢者向け住宅として2017年7月に新規オープンしたウエリスオリーブ武蔵野関町(東京都練馬区)でも、サツマイモによる屋上緑化を行っています。

アーバンネット銀座一丁目ビルにおける壁面緑化

壁面緑化を施した屋上の喫煙スペースの写真
壁面緑化を施した屋上の喫煙スペース

都心にありながら、自然を感じられ開放感のあふれるアーバンネット銀座一丁目ビル(東京都中央区)。屋上テラスの喫煙スペースに壁面緑化を施しています。保水性が高いセラミックブロックを用いた壁面の植栽はヒートアイランド対策となると同時に、緑のたたずまいが目や心をくつろがせ、快適なリフレッシュスペースをつくり出しています。

多角的な対策の実施

NTTクレド基町ビルで、ミストが噴霧されている写真
NTTクレド基町ビルのドライミスト
天神打ち水大作戦2017において浴衣姿の参加者が岩田屋本館前で打ち水をしている写真
天神打ち水大作戦2017

NTTクレド基町ビル(広島市中区)、秋葉原UDX(東京都千代田区)などでは、「ドライミスト」を設置しています。これは霧を人工的に発生させ、周辺温度を下げるヒートアイランド現象抑制システムです。日本の伝統的な「打ち水」にも、積極的に取り組んでいます。グランフロント大阪(大阪市北区)で「梅田打ち水大作戦」に協力参加しているほか、大手町ファーストスクエア、大手町フィナンシャルシティ(いずれも東京都千代田区)や、広島市、福岡市でも市・地域協議会などが主催する打ち水イベントに参加しています。
このほかNTT都市開発では、植栽の配置、駐車場の緑化、保水性のある舗装材の採用を行うなど、ヒートアイランド現象の緩和に向け、保有物件のある各地域において多角的な取り組みを行っています。