NTT都市開発株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 中川 裕)は、「大手町ファーストスクエア」で2018年度グッドデザイン賞を受賞しましたことを、お知らせいたします。昨年の「品川シーズンテラス」「ウッドヴィル麻布」に続き、7年連続の受賞となります。
サンクンガーデン全景(リノベーション後)
「新しい「都市の庭」のつくり方」(ランドスケープ、土木・構造物)
<概要>
東京・大手町に位置する複合オフィスビル「大手町ファーストスクエア」の公開空地のリノベーションプロジェクト。「大手町ファーストスクエア」は竣工後21年が経過しており、マーケットの変化に対応しながら建物のリニューアルを随時実施してきました。
本プロジェクトでは、十分に活用されていなかったサンクンガーデンを中心とした公開空地のリノベーションを検討するにあたり、事業者やビル管理者、ビル入居者のみならず、大手町エリアで働くオフィスワーカーを参加者としたワークショップを実施しました。リノベーション後の利用シーンを、その場所を使う人々が共に考えるプロセスを設けることで、利用者目線での都市のパブリックスペースの創出を指向し、ビジネスエリアにおけるコミュニティ形成の可能性を探求しました。
ワーカーが緑を感じながら佇み、憩い、回遊できるしつらえを整備し、イベントを定期的に企画することで、さまざまなシーンでのアクティビティを内包した「都市の庭」を実現しています。
夜のイベント風景
緑の中の憩いのシーン
検討プロセスにおけるビジュアルイメージ
大手町ファーストスクエア全景
<審査委員の評価>
都心の既存のサンクンガーデンを改修したプロジェクトである。利用者であるオフィスワーカーを巻き込んだワークショップなどを通して、今日の都市の庭のありかたを模索した。公開空地の存続や更新のあり方として優れた手法を示した。民間による都市の庭はこのように時代に応じて更新されてよい。
<参考:グッドデザイン賞とは>
「グッドデザイン賞」は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、総合的なデザインの推奨制度です。その母体となったのは、1957年に通商産業省(現経済産業省)によって創設された「グッドデザイン商品選定制度(通称Gマーク制度)」であり、以来50年以上にわたって、私たちの暮らしと産業、そして社会全体を豊かにする「よいデザイン」を顕彰し続けてきました。
また、「Gマーク」は、創設以来半世紀以上にわたり、「よいデザイン」の指標として、その役割を果たし続けています。
お問い合わせ先 広報・マーケティング室 浅見・小張 Tel.03-6811-6241