新風館再開発計画が竣工

ＮＴＴ都市開発株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長 中川 裕）は、京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町で開発を進める複合施設「新風館」が竣工したことをお知らせいたします。

なお、新風館の開業については2020年4月16日を予定しております。
（新風館公式サイトURL: https://shinpuhkan.jp/）

烏丸通側外観※

■新風館について

「新風館」は、「『伝統』と『革新』の融合」という旧新風館のコンセプトを承継し、新たな付加価値を取り入れながら開発した複合施設です。「エースホテル京都」、ミニシアター「アップリンク京都」を含む全20店舗の商業ゾーンからなる本施設は、京都の地に新風を吹き込み、旅行者や地域の方々の交流拠点となることで、街に一層の賑わいをもたらします。

■計画の特長

京都市の主要街路である烏丸通に面する旧京都中央電話局は、京都市指定・登録文化財第一号として、京都都心部の街並みを形成しています。2001年からは商業施設「新風館」として生まれ変わり、地域の賑わい創出に貢献してきました。

本計画では、この歴史的建築物を活かしながら、今回増築する新築棟と併せて街の価値を高め、地域の歴史的街並みとも調和した賑わい溢れる魅力的な街づくりをめざしています。

姉小路通側外観※

１）建物の概要

既存棟と新築棟の間に配した中庭を中心に、烏丸通から東洞院通を東西に繋ぐパサージュ（商業店舗が並ぶ通路）を設けました。また地下2階で地下鉄烏丸御池駅と直結させて、地域全体の回遊性を高め、街の新たなランドマークをめざします。

新築棟の外装は隈研吾氏のデザインによるもので、ルーバーや木組みを多用し、京都の都市景観との調和を図っています。

２）施設の構成

ホテルは、1階姉小路通沿いにエントランスロビーを設け、2階から7階を客室及びレストランやバンケット等の付帯施設としています。また、既存棟の2階及び3階は旧京都中央電話局の空間を活かした特徴ある客室となっています。

商業ゾーンは、地下1階にミニシアター、１階中庭周りやパサージュに面して飲食及び物販店舗が並びます。

中庭※

姉小路側外観（ホテルエントランス）※

東洞院通側外観（パサージュ東側入口）※

■「エースホテル京都」について

細部にこだわりつつ、立地ごとにデザインが異なるという遊び心を持ったエースホテル本来の特徴を活かし、豊かな自然と芸術、絶え間なく進化し続ける文化、洗練された職人技と深遠な歴史のある京都を尊ぶ場となる事をめざします。「East meets West」という独自のコンセプトのもと、エースホテルの長年のパートナーであるコミューン・デザインによってデザインされています。

総客室数213室を有し、ギャラリー、ジム、コーヒーショップに加え、ルーフトップバーのほか、ユニークな特徴を持つ3つのレストランを付帯施設として備えます。その他バンケットルーム、3か所のミーティングルームはイベントやウェディングに利用可能です。

詳細については、「エースホテル京都」公式サイトをご参照ください。
（エースホテル京都公式サイトURL: https://www.acehotel.com/kyoto/）

エントランスロビー※

旧京都中央電話局を利用した客室※

※撮影 © Forward Stroke Ink.