はこちらＮＴＴ都市開発株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長 辻上 広志）は、2020年6月京都市中京区に開業した複合施設「新風館」において、環境に配慮したグリーンビルディングを評価するプログラム「Leadership in Energy & Environmental Design(以下LEED®認証)」のシルバーランクを取得しましたのでお知らせいたします。
烏丸通側外観 
LEED®認証とは、非営利団体USGBC（U.S.Green Building Council）が開発・運用し、GBCI（Green Business Certification Inc.）が認証の審査を行っている、ビルト・エンバイロメント (建築や都市の環境)の環境性能評価システムです。環境に配慮した建物に付与される任意の認証制度であり、世界で最も広く利用されているグリーンビルディング評価システムです。LEEDは建物全体の企画・設計から建築施工、運営・メンテナンス等、多岐にわたる項目に対して環境負荷や省エネ性能の観点から評価され、Platinum, Gold, Silver, Certifiedの4段階の認証に分かれています。
現在、日本国内の約150施設が認証を取得しており、「新風館」は商業・ホテル複合施設におけるLEED®認証の中で面積が国内最大となります。プロジェクト関係各社が相互に連携し、今回のシルバーランク取得に至りました。
「新風館」は、以下の3点において特に高く評価されました。
(1)東西に抜けるパサージュを配するなど、「周辺地域の利便性を十分に取り入れた計画」と高評価
(2)節水器具導入により、厳しいLEED基準に対し年間水使用量36.1%削減を達成
(3)高効率設備導入により、アメリカ暖房冷凍空調学会基準（ASHRAE90.1-2007）に対し、年間エネルギー消費量の20.3%のエネルギー消費量削減を達成
当社はこれからもオフィスビル・商業施設・住宅などの開発において、高水準の環境配慮を確保し、環境認証を積極的に活用していくことで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
「新風館」について
「新風館」は、歴史的建築物である旧京都中央電話局を一部保存・改修し、新たな付加価値を取り入れながら開発した複合施設です。「エースホテル京都」をはじめ、ミニシアター「アップリンク京都」、関西初出店や新業態の店舗を含む商業ゾーンからなる本施設は、京都の地に新風を吹き込み、旅行者や地域の方々の交流拠点となることで、まちに一層の賑わいをもたらします。
パサージュからつながる中庭「新風館」概要
お問い合わせ先広報室 鈴島・小張 Tel.03-6811-6241