西日本電信電話株式会社(本社:大阪府大阪市中央区、代表取締役社長 小林 充佳、以下、NTT西日本)、NTTアーバンソリューションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 中川 裕、以下、NTTアーバンソリューションズ)、NTT都市開発株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 辻上 広志、以下、NTT都市開発)は、NTT西日本本社所在地(大阪市中央区馬場町3番15号)を含む大阪都市計画特定街区「法円坂北特定街区」(以下、当街区)について、大阪市の都市計画決定を踏まえた基本的な開発内容を合意したことから、当街区の開発概要(以下、本計画)をお知らせいたします。
当街区は、大阪城公園と難波宮跡公園の間に位置し、大阪城・大阪都心部を一望できる立地であり、NTT西日本の本社移転を契機に、この希少な場所を活かし、みどり豊かな歩行者空間および付加価値の高い高規格ホテルを整備します。
本計画の実現により、史跡難波宮跡の保存活用と連携した市街地環境の整備・改善および大阪城周辺エリアの歴史・観光拠点としてのさらなる発展に寄与するとともに、NTTグループの保有するICT・不動産などのリソースを最大限に活用し、歴史や文化など当街区の特性・魅力を活かした街づくりの実現をめざして取り組んでまいります。
本計画の主な特徴
大阪城公園や難波宮跡公園に隣接する立地を活かして、2つの公園を繋ぐ緑地空間と、快適な歩行者空間を整備し、周辺施設への回遊性の向上をめざします。
当街区中央のA敷地には、付加価値の高い高規格ホテルを整備します。ホテルは、国際会議やパーティーに利用できる多目的ホールの他、高層階には大阪城や、敷地西側に広がる難波宮跡を眺望できるレストランなどの機能を有したフルサービスホテルを計画しています。なお、ホテルブランドや開業日等は、決定次第、順次お知らせします。
西側の史跡指定地は、難波宮跡の遺構を表現した形状の広場として整備して開放します。大阪の都心部に残る貴重な歴史遺産である古代の難波宮を感じられる空間をめざします。
今後、当街区の西側に隣接する難波宮跡公園の整備計画等を踏まえ、関係行政機関と協議しながら具体的な整備内容を検討していきます。
東側のB敷地には、大阪城天守閣を正面に臨むオープンスペースを屋上に整備します。大阪城公園とつながる北側には周辺エリアの観光情報の発信を行うデジタルサイネージやシェアサイクル拠点を設け、周辺観光地への関心が高まる仕掛けをつくります。
各敷地概要
史跡指定地 | A敷地 | B敷地 | |
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総合企画 | NTTアーバンソリューションズ | ||
開発・整備 | NTT西日本 | NTT都市開発 | NTT西日本 |
街区全体面積 | 約13,600㎡ | ||
敷地面積 | 約5,800㎡ | 約4,900㎡ | 約2,900㎡ |
容積率 | 600% | 690% | 180% |
主要用途 | - | ホテル | 通信ビル |
建築面積 | - | 約2,800㎡ | 約1,400㎡ |
延床面積 (容積対象面積) | - | 約39,000㎡ (約33,700㎡) | 約5,000㎡ (約5,000㎡) |
高さ | 0m ※公益上必要なものは除く | 102m | 10m |
階数 | - | 地上20階 (塔屋2階) 地下3階 | 地上1階、地下2階 ※既存ビルを減築 |
主な公共貢献項目 | 1)歴史遺産の保存活用によるにぎわいの創出と観光の魅力向上 2)国際競争力強化に資する宿泊施設機能の導入 3)防災および環境性能向上と地域の魅力向上 |
A敷地 ホテル外観イメージ(北西側より)
建物概要(A敷地) | |
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着工 | 2023年2月(予定) |
竣工 | 2025年1月(予定) |
開業 | 2025年春(予定) |
ホテル客室 | 約220室 |
構造形式 | S造、一部SRC造 |
基本設計 | 株式会社NTTファシリティーズ |
実施設計・監理 | 株式会社竹中工務店 |
施工 | 株式会社竹中工務店 |
建物概要(A敷地)
史跡指定地 広場イメージ
B敷地 屋上オープンスペースイメージ
位置図
本件に関するお問い合わせ先
西日本電信電話株式会社
広報室 東野
(Tel) 06-4793-2311
NTTアーバンソリューションズ株式会社
広報室 鈴島・小張
(Tel) 03-6381-1150
NTT都市開発株式会社
広報室 鈴島・小張
(Tel) 03-6811-6241