NTT都市開発株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 辻上 広志)は、仙台市青葉区中央4丁目の「アーバンネット仙台中央ビル」(以下、本物件)が本日開業したことをお知らせいたします。また本物件の低層部(1階~4階)の施設名称を「YUI NOS(読み:ゆいのす)」に決定したことをお知らせいたします。
本物件の開業を記念して実施したオープニングセレモニーでは、「都心部の活性化に関する連携協定」(2020年5月)締結者である郡仙台市長、また村井宮城県知事をはじめとしたご来賓の方々とともに、盛大に鏡開きが執り行われました。
「YUI NOS」では、コワーキングスペース、カンファレンス、イノベーションスペースなどの交流空間を整備し、産官学の連携によるスタートアップ支援や多様なコミュニティの創出等により、仙台市・宮城県のさらなる活性化と地域課題の解決に寄与します。
本日の開業に合わせて3月17日(日)までオープニングイベントを行うとともに、同時に仙台市が主催する各種スタートアップ関連イベントが1階のイノベーションスペースを主会場として開催されます。※
※主なイベント概要については、せんだいタウン情報「machico」特集ページをご覧ください。
(https://machico.mu/special/detail/2606)
低層部施設「YUI NOS」
■施設名称、ロゴ
「YUI NOS」とは:
YUIは「結」、NOSは「巣」の意味を込めており、多様な人や想いが集まりイノベーションが創出される場をネーミングに落とし込みました。またロゴマークは人々の集いや行き交いを、糸を結ぶような「ゆ」の筆跡で表現しております。人と人を結ぶ結節点となる役割を担い、知恵や想いや賑わいを集める場をめざします。
株式会社ATOMicaによるコワーキングスペース運営
YUI NOSがめざすイノベーションの共創拠点を実現するうえで、施設運営会社として株式会社ATOMicaを選定しました。共創拠点の中心となるコワーキングスペースは、起業家や学生、一般企業等さまざまな方々が利用可能であり、企業をつなぐイベントの実施やアプリケーション(knotPLACE)を活用したマッチングによりイノベーションの活性化をはかります。
また、コミュニティマネージャーの常駐により様々な人との交流支援や地域コミュニティの形成を行うとともに、仙台市がコワーキングスペースに開設する「仙台スタートアップスタジオ」と連携したスタートアップに対するワンストップ支援拠点機能の導入により、仙台市の新たな共創・イノベーション創出拠点となることをめざします。
【株式会社ATOMica 代表取締役Co-CEO嶋田瑞生のコメント】
当社は現在、日本全国30弱の地域で出会いや交流、共創を持続的に生み出すためのコミュニティづくり、街づくりを行っておりますが、まさにその原点は仙台にあります。
大学時代に私が仙台で初めて起業をした際、先輩起業家をはじめ多種多様な地域の方々に支えられ、地域に育てていただいたという思いが強くあります。他地域で得た学びや体験を活かして、地域活性・地域共創の仕組みをYUI NOSから生み出してまいりますので、ぜひお気軽に、どなたでもお越しください。ATOMicaチーム一同、YUI NOSでお待ちしております。
代表取締役Co-CEO
嶋田瑞生
スタートアップや産業振興を促進するサポート体制
3階シェアオフィスには、多数のスタートアップ企業や仙台市、宮城県、東北大学等が入居を予定しております。「仙台スタートアップスタジオ(代表:仙台市)」、「SENDAI STARTUP CAMPUS(代表:東北大学)」、「テクスタ宮城(窓口:宮城県)」と連携して産官学共同でさまざまな起業支援を実施します。また、2階には東北唯一の独立系ベンチャーキャピタル「スパークル株式会社」が入居し、インキュベーションやベンチャー投資などでスタートアップ創出を支援します。
「YUI NOS」の施設構成
■イノベーションの創出や地域の活性化を生み出す機能
本物件は仙台市の進める「せんだい都心再構築プロジェクト」の第1号物件であり、YUI NOSを通じて、次世代放射光施設「NanoTerasu」との連携、スタートアップ拠点の構築、地域の賑わいと回遊の促進により、周辺地域のさらなる活性化に寄与していきます。
■スマートイノベーションラボ 仙台
NTT東日本が4階で運営を開始する「スマートイノベーションラボ 仙台」では、ICTを活用した新たなビジネス創出および地域の課題解決に向けた実証実験の場を提供し、地域の皆さまとイノベーション創出を加速させます。
また、3階シェアオフィス入居の自治体、大学などと連携しやすい環境として、スタートアップ企業や地元企業とのマッチング、地域の人材育成を支援する場となることをめざします。
■カフェ・スマートストア
東二番丁通に面する1階部分には、カフェ&デリ「PICKS」が入居します。仙台朝市の食材を使用し、ひとつひとつ手作りによるフレッシュな食事とココロとカラダのバランスがとれる癒しの空間を提供します。北側ロビーには、NTT東日本のグループ会社であるテルウェル東日本株式会社が運営するICTスマートストア「ピックスルーStore」が入居し、最小限のスタッフによるICTを活用した店舗運営により食品や日用品を提供し、本物件のテナント様やYUI NOSを利用される皆さまをサポートします。
■サウンドアート(音響空間演出)
YUI NOSの1階~3階の各所に、国際的に活躍する仙台出身の音響空間作家・及川潤耶氏(ソニフィデア合同会社代表)によるサウンドアートを常設しています。東二番丁通を通る自動車の動きに呼応して変化するICT・センシング技術を活用した音響作品や、宮城県のフィールドワークで録音した音などを取り入れた作品を通じて、人と人、人と場所、そしてどこか懐かしく感じる記憶をつなぎ、本物件の利用者や地域の皆さまが心地よく過ごせる音響空間を創出します。
ベンチ型サウンドアート
【ソニフィデア合同会社】
仙台出身の音響空間作家 及川潤耶氏が代表を務める。人の心や日常に寄り添う音響コンテンツによって新しい価値を創造することをミッションとして国際的に多数の芸術プロジェクトやコラボレーションを手がけ、人々のこころを豊かにする音体験を展開している。
緑にあふれる空間づくりと環境配慮の実現
■優良建築物緑化認定 「SENDAI GREEN BRAND 三ツ星」
本物件は仙台市が独自に推進する仙台市優良建築物緑化認定制度にて、3段階の認定区分のうち最高区分となる「SENDAI GREEN BRAND 三ツ星」を取得しました。なお本物件が認定第一号となります。
その他、本物件では、環境負荷低減、脱炭素化に向けた環境配慮技術のほか、共用部・専有部全使用電力への再生可能エネルギー由来電力の導入により、複数の省エネルギー化の認証(ZEB Ready ※オフィス部分(5~19階)、CASBEE-建築(新築) Sランク)を取得する等、高度な環境性能を実現しています。
【関連リリース】
都心部の活性化に関する連携協定(2020年5月13日)
仙台市青葉区中央における新築工事着工および計画建物名称「アーバンネット仙台中央ビル」決定について(2022年3月18日)
次世代放射光施設「NanoTerasu」の産業利用促進に関する連携協定(2022年7月13日)
仙台市における産学官協働による「SENDAI STARTUP CAMPUS」形成等に関する協定(2023年7月13日)
せんだい都心再構築プロジェクト第1号物件「アーバンネット仙台中央ビル」竣工(2023年12月8日)
■事業概要(計画建物)
所在地 | 宮城県仙台市青葉区中央4丁目4番19号 |
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敷地面積 | 3,073.86㎡ |
延床面積 | 42,132.77㎡ |
建物高さ | 88.70m |
構造 | 鉄骨造/一部鉄筋コンクリート造、免震構造 |
規模 | 地上19階、地下1階 |
用途 | 事務所、店舗、駐車場(120台(機械式立体駐車場)) |
交通 | 地下鉄仙台駅徒歩5分、JR仙台駅徒歩9分 |
事業主 | NTT都市開発株式会社 |
基本設計 | 株式会社久米設計 |
実施設計・施工 | 鹿島建設株式会社 |
着工 | 2022年3月 |
竣工 | 2023年11月 |
開業 | 2024年3月 |
WEBページ | https://www.nttud.co.jp/sendai_chuo/ |
■所在地
【本件お問い合わせ先】
広報室 鈴島・若松
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