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快適な空間と賑わいの創出

誰もが安心して安全に過ごせる心地のよい居住空間、機能的で便利なビジネス空間を創造し、魅力的で賑わいにあふれるまちづくりを推進します。

  

心地よい空間づくり

ビジネスと仕事を支える

左:アーバンネット大手町ビルの外観写真。右:グランパークの外観写真。
アーバンネット大手町ビル
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グランパーク
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NTT都市開発グループは、高品質で信頼性の高いオフィスビルを、国内主要都市の良好な立地条件のもとで運営しています。これまで、NTTグループの資産を最大限に活用し、公共交通機関からアクセスしやすい場所を中心に、数多くのビルを開発してきました。情報通信インフラやビル設備についても、個々のビルに最適なものを採用し、利便性、快適性、そして安全性を備え、業務生産性向上に寄与する環境を継続的に提供しています。ビル管理運営においても、お客様のさまざまなニーズにお応えする体制を構築し、お客様のビジネスを支えています。

さらに、NTT都市開発グループでは英国、米国でもオフィスビルを取得し、国内の物件と同様に高品質のビジネス環境を提供する取り組みを進めています。

快適で生産性の高い空間づくり(アーバンネット日本橋二丁目ビル)

4面採光を実現したオフィス
4面採光を実現したオフィスの写真
光ダクトと坪庭で演出されたエントランスホールの写真 撮影:フォワードストローク
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光ダクトと坪庭で演出されたエントランスホール

2016年に竣工したアーバンネット日本橋二丁目ビル(東京都中央区)は、幅約10mに及ぶ国内最大級の光ダクトを採用することで、オフィスの4面すべてからの自然採光を実現しています。室内にいながら時とともに変化する自然光の美しさを感じることで、ワーカーの健康や「心地よさ」に配慮し、知的生産性の向上をめざしています。
そのほか、老舗の軒(のき)を思わせる庇(ひさし)、落ち着きのある大庇形状のエントランスピロティ空間など、日本橋の伝統や風格をテーマとしたデザインなども高く評価され、「2016年度グッドデザイン賞」を受賞しました。
また、照明エネルギー削減などによる環境性能の向上のほか、新耐震基準の1.5倍の強度や、72時間の非常用発電、浸水対策など、BCP対策向上も図っています。
NTT都市開発では今後も、最新の環境性能やBCP対策を実現するだけでなく、快適で知的生産性に優れた空間づくりに取り組みます。

大手町最大規模の新たなビジネスセンターを創出(大手町プレイス)

Otemachi PLACE(大手町プレイスロゴマーク)
大手町プレイス南東側からの外観をイメージしたイラスト
大手町プレイス

大手町地区は国際ビジネスセンターとして、機能の強化・グローバル化・高度情報化などが期待されており、国より都市再生緊急整備地域に指定されています。NTT都市開発もその一翼を担い、大手町二丁目地区の開発を進めてきましたが、2018年8月に竣工を迎え、「大手町プレイス(OTEMACHI PLACE)」(東京都千代田区)という名称で大手町最大規模の街区として生まれ変わりました。
「大手町プレイス」という名称には、大手町という歴史と風格のある街に新たにできる「場」が、ビジネスプレイスとして、人・モノ・情報がグローバルにつながる「場」、そして、パブリックスペースとして建物にとどまらず面として広がる「場」として人とつながり、地域とつながり、時とつながって未来に広がっていくように、との意味を込めています。

大手町プレイスには国内最高水準の情報通信基盤が整備され、国際的なビジネスセンターの機能が強化されているほか、災害時を想定した高いBCP対策が施されています。
さらに大手町と神田・日本橋をつなぐ歩行者専用橋「竜閑さくら橋」や、丸ノ内線大手町駅と直結する連絡地下通路(2020年供用開始予定)を整備し、街を訪れる人の利便性向上も図っています。
快適性・安全性・利便性を備え業務生産性向上に寄与する環境を提供することで、お客様のビジネスを支える取り組みを進めています。

英国ロンドン市における歴史的景観を守りながらのバリューアップ(1 King William Street)

      
1 King William Streetビルのエントランスホールの写真。
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エントランスホール
      
テラス付き無柱空間となった増床部の写真。
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屋上テラス(増床部)

2011年にNTT都市開発100%所有の海外第1号物件となるオフィスビル「1 King William Street」を、英国ロンドンで取得し、2016年11月にリニューアル工事が竣工しました。
同ビルは、銀行、保険会社、証券取引所などが集まるロンドン中心部の利便性の高い場所に位置しています。付近一帯が保存地区に指定されており、特に通りに面する部分は歴史的保存建築に指定されているため、建物の外観を残すことが義務付けられています。
2012年のテナント退去を契機に、歴史的価値のある建物外観などを残しながら、最新のオフィス環境を備えたビルをめざして、リニューアル工事を開始しました。
リニューアルでは、外壁に開口部を増加することで、自然光をより多く取り入れた開放的なオフィス環境を実現したことにくわえ、街区との調和を図りつつ無柱空間でテラス付きのフロアを1層増床し、オフィスの快適性を向上させました。そのほか、屋上緑化や雨水再利用システムの導入、木材のルーバーの採用、全フロアにLED照明を設置するなど、環境に配慮した計画としました。日本で培ったノウハウを活用し、先進的なオフィスビルへと刷新しました。
歴史的な建築は、エントランスホールの円柱、天井装飾やサッシ、4階には1920年代そのままの会議室を保存するなど、当時の趣を今に伝えています。
この1 King William Streetのリニューアル工事は、建物の歴史を尊重しながら新たな価値を付加したことが評価され、英国の建築界において名高い建築雑誌『AJAA』で、既存改修プロジェクトの最高賞にあたる「Refurb of the Year」を受賞しました。

2018年1月からは、同じくロンドン中心部で「20 Finsbury Circus」のリニューアル工事を開始しました。リニューアルで得た経験をもとに、海外においても高品質のビジネス環境の提供に取り組んでいます。

「1015 18th Street(ワシントンD.C.)」のリニューアル工事完了

1015 18th Street (Washington D.C.)リニューアル後の外観写真
リニューアル後の外観
屋上に増築したペントハウスの写真
屋上に増築したペントハウス

2015年末に開始したNormandy社との共同事業1015 18th Streetのリニューアル工事が完了いたしました。
本物件はワシントンD.C.中心部のオフィスが集積するKストリートにほど近く、地下鉄2 駅4 路線利用可能な交通アクセスに恵まれた、根強い人気のあるエリアに位置しております。
米国では不動産=金融商品色が強く、短期間でリニューアル工事を実施する必要がある場合は、設計事務所にデザインを一任することが多いですが、本物件では、当社ならではの付加価値を生み出すことができるよう、設計事務所とディスカッションを重ね、大幅なリニューアルを実施いたしました。
バリューアップにより、魅力的なワークスペースを提供しています。

新しい感動とおもてなしを提供

NTT都市開発グループは、国内主要都市で商業施設を開発・運営しています。
「あなたとつくる街の物語~ひとりひとりと、ひとつひとつを。~」という「商業事業ビジョン」のもと、それぞれの街や商業施設に関わるステークホルダーに魅力的で活気あふれる場所を提供するため、地域の皆様やテナントと連携した地域活性化の取り組みを進めています。

"赤"をテーマにしたクリスマスイベント(グランフロント大阪)

グランフロント大阪(大阪市北区)では毎年クリスマスシーズンに華やかなクリスマスイベントを開催しています。5回目となる2017年には、社会貢献活動の一環として初の取り組みとなる、HIVに感染した母親や乳児の命を救う医薬提供に向けた重要な資金を調達する世界的なチャリティー団体(RED)とのコラボレーションにより、「GRAND WISH CHRISTMAS 2017 WINTER IN RED」を開催しました。
本イベントでは、(RED)にちなみ、イルミネーションなど館内各所を"赤"で彩ったほか、赤をドレスコードとしたイベントを開催。また、館内のショップや飲食店でのギフトラッピングサービスや限定メニューなどの特別プログラムを用意し、注文数に応じて(RED)へ寄付されるという、美しいだけでなく、社会に貢献した新しい形のクリスマスプロモーションを実施しました。さらに、コラボレーション商品をWEBやリーフレットなどで紹介するとともに、(RED)の活動を紹介し、PR等にもつなげていく取り組みも行いました。
また、照明エネルギー削減などによる環境性能の向上のほか、新耐震基準の1.本イベントでは、チャリティーへの寄与に加え、来街者の皆様に新たな感動やおもてなしの心を感じていただけるよう、細部にまでこだわった演出を行いました。デザインは、数々の受賞経験を持ち、グランフロント大阪「GRAND WISH CRISTMAS 2016」においてもデザインを監修した長谷川喜美氏を2017年も起用。真っ赤なドレスに身を包んだような写真が撮影できるフォトスポットの設置や、うめきた広場大階段に配したスノーマンのシャドウグラフィック、水景イルミネーションなど、特別な演出でクリスマスの街を彩りました。
今後も街を訪れる皆様に感動やおもてなしの心を感じていただける取り組みを進めていきます。

特別なひとときを演出する新たなホテル・ブライダル空間(UDゆめ咲ビル竣工)

    
UDゆめ咲ビルの外観写真
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UDゆめ咲ビル
   
光と眺望を取り込み解放感あふれる華やかなブライダル空間のイメージ図
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光と眺望を取り込み解放感あふれる華やかなブライダル空間

2017年8月、大阪における賑わいとアミューズメントの拠点、此花湾岸エリアに「UDゆめ咲ビル」(大阪市此花区)が竣工しました。同ビルはJRゆめ咲線のユニバーサルシティ駅に直結し、大阪駅からも直通電車で11分という立地特性を活かした、地下1階・地上17階のホテル・ブライダル空間で構成される施設です。

お客様の夢や思いを一層輝かせ、記憶に残る空間づくりをコンセプトに、ホテル空間は木の温かみを活かした和モダンデザインに、またブライダル空間は、光と眺望を取り込み、解放感にあふれた華やかでスタイリッシュなデザインとしました。

エントランスをユニバーサルシティ駅と歩行者専用デッキで直結する2階に設けることで、わかりやすく利便性の高い動線を確保。また歩行者専用デッキは、地上階と結ぶエレベーターを設置するなど、来館者だけでなく駅利用者の利便性にも配慮しています。

これからも賑わいにあふれ、訪れる皆様の記憶に残る空間づくりに取り組んでいきます。

成長事業のホテル・リゾート分野での展開(ひらまつとの提携)

THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 宜野座の外観写真
THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 宜野座

NTT都市開発は、ホテル・リゾート事業を今後の成長事業と位置付け、積極的に展開すべく、レストラン事業を中核にホテル事業などを展開する(株)ひらまつとの業務提携を2015年11月に行いました。NTT都市開発におけるオフィス、住宅、商業施設などの開発ノウハウと、(株)ひらまつの培ってきた上質な食事や快適な空間提供の運営ノウハウを合わせることで、ホテル・リゾート事業の発展強化をめざします。

業務提携後、リゾート地などにおけるスモールラグジュアリーホテルの展開を進め、2016年に、THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS賢島(三重県志摩市)、熱海(静岡県熱海市)、仙石原(神奈川県箱根町)の3物件、2018年に、宜野座(沖縄県宜野座村)がオープンしました。

今後も、ホテル・リゾートという新たな事業領域において、そこにしかない価値を追求し、場所性、環境、独自性にこだわった空間づくりを進めていきます。

豊かな暮らしの場の創造

NTT都市開発では、分譲事業で2000年に導入した「Wellith(ウエリス)」ブランドを具現化する「ウエリスコード」を2010年に策定し、「共に、心地よく」をコンセプトに幅広い視点からの工夫や配慮を施し、商品・品質価値の向上に努めてきました。

さらに、「Wellith」が多様化するお客様の価値観やライフスタイルによりきめ細やかにお応えできるブランドとなることをめざし、2015年からは新スローガン「今も、未来も、心地いい」を取り入れながら、ロゴもより親しみを感じていただけるようにリニューアルしました。

私たちがお届けする6つの品質

「永住性への配慮

時の流れに耐えうる堅牢な建物の構造と、家族のあり方に柔軟に対応できる間取りによって、世代を超えて住み継ぐことのできる永住性を実現しています。

「快適な生活空間」

数多くの住宅設計の経験を活かし、快適さの本質を突きつめた生活空間創造によって、高度化・多様化する暮らしのニーズにお応えします。

「安心安全」

建物の耐震性への対応はもちろん、NTTグループの総合力を活かした防犯・防災への取り組みや、室内環境の安全性にも徹底的にこだわります。

「確かな管理」

大切な資産価値を守り育てる見えない力、それが管理力。グループの総合力を活かし、充実のアフターサービスときめ細やかなマンション管理をお届けします。

「先進の情報技術」

いまやICT※は暮らしにとってなくてはならないものとなりました。NTTグループの先端情報技術をいちはやく住まいに導入し、快適なICT環境をご提供します。

「環境創造」

「建物グリーン設計ガイドライン」などに基づき、NTTグループ全体で環境問題に取り組み、環境創造に貢献します。

  • ICT:Information and Communication Technology

建物が刻んでいく時間が価値となるリノベーション

ウッドヴィル麻布 共用部のエントランス改修前の写真
エントランス改修前(ウッドヴィル麻布 共用部)
ウッドヴィル麻布 共用部のエントランス改修後の写真
エントランス改修後(ウッドヴィル麻布 共用部)

NTT都市開発では、建物の資産価値を維持しながら、世代を超えて住み継がれる住まいづくりをめざしています。そのための新たな取り組みが、リノベーション分譲事業です。
2016年7月竣工の「イクシクス麻布十番」(東京都港区)は、共用部を改修、専有部はお客様のご希望に合わせて間取りや建具の色を変更できる自由設計のマンションとして再生しました。外観・エントランスは流行に左右されず「古る美る(ふるびる)」デザインを取り入れるなど、時間の経過が価値となる建物として、リノベーションを行っています。
2017年1月には、リノベーション分譲事業第2弾である「ウッドヴィル麻布」(東京都港区)が竣工。専用部はイクシクス麻布十番と同様、自由設計を採用しました。コンセプトは「永く大切にされる『本物』であること」とし、デザイン、サービスや管理の見直しを行ったほか、機能面においてはメンテナビリティに配慮し、価値を維持・向上しながら住み継がれる建物としました。
いずれの物件でも、築後100年を視野にリノベーションを行い、100年間の長期修繕計画の立案も含め、長期的視野での「心地よさ」をめざしています。なお、ウッドヴィル麻布は、既存のインフラや躯体を活用しながら、現在のライフスタイルに合わせたデザインを取り込んでいる点、断熱・排水性能などの見直しを丁寧に行い、長期的視点且つ長期的な修繕計画を立てている点などが評価され、2017年度のグッドデザイン賞も受賞しています。

ウエリスオリーブ武蔵野関町におけるコミュニティづくり(つなぐTOWNプロジェクト)

まちびらきイベント当日の様子の写真
まちびらきイベント
まちライブラリーの写真
まちライブラリー

NTT都市開発の「つなぐTOWNプロジェクト」では、分譲マンションとサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を一体開発することで、多世代がずっと快適に暮らせる住まいを実現します。
同プロジェクト第2弾の「ウエリス武蔵野関町(分譲マンション)・ウエリスオリーブ武蔵野関町(サ高住)」(東京都練馬区)では、交流スペースを活用し、地域の方々も参加できる多彩な交流イベントを実施しています。

例えば、2017年10月に開催した「つなぐタウン武蔵野関町まちびらきイベント」では、サ高住内のレストラン「つなぐカフェ オリーブ」や地域の店舗に協力いただき、飲食物を提供・販売したり、子ども縁日などの催しを行いました。そのほか、地域の方々にもご利用いただける、みんなで本を持ち寄り育てていく図書館「まちライブラリー」の開設や、サ高住の屋上庭園でサツマイモづくりを行うなどのコミュニティ活動を通じ、そこに住まう方だけではなく地域の方々の暮らしの質を高められるよう努めています。

豪州における宅地開発分譲(Annadaleプロジェクト)

オープンした敷地内公園の写真
敷地内の公園
公園開きイベントの様子の写真
公園開きイベント

NTT都市開発は、海外における分譲事業にも積極的に取り組んでいます。現在進めているのが、豪州メルボルン近郊の新興開発地での宅地開発「Annadaleプロジェクト」です。同プロジェクトは、住友林業(株)との共同開発事業「THE BOULEVARD -KILORA PARK-」に続く2件目の共同開発物件となります。

開発エリアは、「世界で最も住みやすい都市」として人気のメルボルン近郊に位置し、都市中心部や空港へのアクセスも良いことから、今後の発展が期待されています。また、現地東側にはビジネスセンターや商業施設の建設も予定されており、将来的に住宅需要が高まることが予想されています。
2017年2月に開発地全域の開発許可を取得し、販売および工事をますます加速させながらプロジェクトを進めています。
敷地内には、公園やコミュニティセンターやチャイルドケア施設などの多彩なコミュニティスペースを設けることで、賑わいが生れる空間をつくり出しています。2017年12月には、メインである公園の完成を記念し、住民を招いた公園開きイベントを開催しました。250人以上の皆様が参加され、地域の賑わいづくりに貢献しました。

引き続き両プロジェクトに取り組むとともに、新たなプロジェクトへの参画を進めることで、豪州での住宅開発事業の経験・ノウハウを蓄積し、海外での快適な住まいづくりを追求していきます。

  

皆様の安心と安全のために

安全・品質の確保

NTT都市開発は2009年8月、安全・品質の確保に向けて、「安全・品質方針」を制定しました。

「NTT都市開発 安全・品質方針」(2009年8月制定)

私たちは、誰もが安心して安全に過ごすことができる高品質な建物・サービスの創造を通じて、快適空間を提供します。
「今」、「将来」、そして「いざ」という時の安全を確保し、企画、設計、建設、管理に至る全てのプロセスにおいて、品質の維持・向上に取り組みます。

活動指針

  1. お客様の期待・ニーズに応えるため、時代の変化を敏感に捉え、継続的な安全・品質確保に取り組みます。
  2. お客様の安全を確保することを最重要課題として捉え、諸施策に取り組みます。
  3. 高耐久性、高信頼性、高機能性などの確保に取り組むとともに、災害対策、防犯・セキュリティ対策、維持保全、ユニバーサルデザイン等を推進します。

全国開発設備担当者会議の開催

全国開発設備担当者会議の写真
全国開発設備担当者会議
物件視察の写真
物件視察

NTT都市開発グループにおける建築設備の技術力・品質・顧客満足度向上を目的に、2007年から毎年、「全国開発設備担当者会議」を開催しています。2017年度は2月に2日間の日程で行い、全国の建築設備に関わる担当者約30人が参加しました。
会議では、全国の各組織における新たな取り組みやお客様ニーズ、トラブル事例を発表しあい、意見交換を活発に行いました。また、開発進行中であった大手町プレイスを視察し、最新のオフィス設備や災害対策設備などについて情報共有を図りました。
このような学びや意見交換の場を継続的に設けることにより、組織や地域を越えた連携を強化し、安心・安全に向けた取り組みを推進しています。

NTT都市開発グループ全体での安心・安全に向けた取り組み

安全大会の写真
安全大会

NTT都市開発のグループ企業であるNTT都市開発ビルサービス(株)では、安全意識の向上や、建築工事等の各協力会社とのさらなる連携強化を図る目的で、「安全大会」を開催しています。2017年11月に開催した「安全大会」には、前年を上回る68社118人が出席しました。
大会では、品質管理担当者から協力会社へ、今後も継続した安全対策を講じるよう協力を依頼しました。また、特別講話として社外講師を招き、ホテル業界や建設業界の安全に対する考え方やサービス向上に向けた取り組み事例を紹介いただきました。
大会の最後に、2016年度下期および2017年度上期に事故・トラブル等がなく、安全パトロール・完成検査それぞれの評価点数が平均90点以上となった協力会社3社に対して感謝状の贈呈を行いました。
今後もNTT都市開発グループ全体で、安心・安全に向けた取り組みを推進していきます。

BCM(事業継続管理)の推進

NTT都市開発は、お客様の企業活動・生活の基盤を提供するものとして、非常時、平常時の体制および対応に関する基本事項を定め、人的および物的被害を最小限にし、早期に重要業務を回復するため事業継続管理(BCM:Business Continuity Management)活動に取り組んでいます。

NTT都市開発では、かねてよりさまざまな災害対策を講じてきましたが、東日本大震災以後ますます大きくなるお客様の事業継続や、地域・社会からの要望に応えています。今後高い確率で発生が予見される大規模地震や津波や、環境の変化から頻発している集中豪雨に伴う浸水被害などに対し、広い視点から対策を検討し、対応を進めています。

耐震・水防対策と防災活動

NTT都市開発では、各ビルの建物躯体の耐震性を確認することに加え、避難エリア・重要室の天井の耐震対策、エレベーターの耐震対策、水防板の設置による建物の浸水対策などに取り組んでいます。さらに、大規模地震発生後の建物の安全性検証のために、建物躯体の被災度を判定するシステムの導入も進めています。
また、防災体制の整備や避難誘導手順の周知、防災訓練やセミナーの開催、防災ガイドブックの配布など、各ビルの状況に応じて実施しています。

非常時におけるオフィス機能の確保

2018年8月竣工の大手町プレイスでは、ビルのBCP(事業継続計画)対策として、太陽光パネルによる発電や自然採光、自然換気の活用、制振構造の採用、燃料の多重化と合わせた72 時間の非常用発電、浸水対策や防災備蓄倉庫など、災害発生後でもワークプレイス環境を維持する設備を備えています。既存のビルにおいても、非常用電源の強化・多重化に取り組んでいます。
また、各ビルでは、緊急時対応としてマンホールトイレの設置や非常用排水槽の設置も進めています。
さらに平常時はもちろん、非常時の通信手段の確保や的確な情報提供を行うため、無料Wi-Fiサービスの提供などの施策を進めています。

非常時の地域貢献

NTT都市開発では、防災備蓄倉庫を設置し、非常食や毛布、水、防災用応急復旧機材や簡易トイレなどを備蓄するとともに、行政機関と連携した帰宅困難者へのサポートの準備も進めています。

NTT都市開発の総合災害対策訓練と、それを支える秋葉原UDXにおける防災訓練

NTT都市開発では、大規模災害発生時の初動対応力強化を目的に、本社組織を中心とした総合災害対策訓練を年2回実施しています。訓練では本社組織が入居する秋葉原UDX(東京都千代田区)での災害発生を知らせる館内放送をきっかけに、対策本部の設営、通信・システム類の設置、関西の代替対策本部との連携・受け渡し、被災状況の把握などを行います。人員や情報などのリソースが限られ通常の業務運営とは異なる体制において、判断力を強化する取り組みです。

こうした活動を支える場として、秋葉原UDXでの訓練にも力を入れて取り組んでいます。法定の防災訓練では、防災センターが中心となり、自衛消防隊やテナントの参加者約1,000人の皆様が一体となって、初期消火、通報連絡、避難誘導、応急救護などを実施しています。そのほか、荒川の氾濫を想定した水防訓練など、さまざまな災害を想定し訓練を行っています。秋葉原UDXは、NTT都市開発を含むテナントの皆様の安全とBCPの貢献に向け日々備えています。

左:総合災害対策訓練の写真
総合災害対策訓練

災害時の帰宅困難者受入対策(品川シーズンテラス)

品川シーズンテラスにおける帰宅困難者一時滞在受入訓練模様の写真
帰宅困難者一時滞在受入訓練

品川シーズンテラス(東京都港区)は、港区との協定により災害時帰宅困難者の一時滞在者受入施設となっています。これまで帰宅困難者受入マニュアルの整備やビルスタッフとの机上訓練を行ってきましたが、2018年3月にマニュアルを使用した初めての実訓練を行いました。
港区・協議会メンバーと協働し品川シーズンテラスで訓練を行うことにより、帰宅困難者受入マニュアルを検証することができたほか、訓練に参加いただいた協議会メンバーの皆様に、災害時、滞在者受入施設における具体的な受入手順を体験いただきました。
今後も、ビルにおける防災の取り組みや、近隣地域・行政と協働した地域へ貢献する活動を推進していきます。

ICTツールを利用した火災訓練(アーバンネット大手町ビル)

ICTツールを活用した火災訓練の写真
ウェアラブルカメラを活用した防災訓練

アーバンネット大手町ビル(東京都千代田区)では年間を通じてテナントの皆様と連携し、火災発生時の初期消火・通報連絡・避難誘導訓練をはじめ大規模地震発生に伴うテナント災害対策本部の立ち上げ訓練、帰宅困難を想定した備蓄品等の準備を繰り返し行っています。

2017年7月の防災訓練では防災センターと協力し、初の試みとしてウェアラブルカメラを活用した訓練を行いました。発生現場に向かう防災センターの自衛消防隊員がウェアラブルカメラを身に着けることで、消火活動状況や避難状況をリアルタイムに災害対策本部へ伝えます。その結果ICTツールの使用により、現場情報を詳細に把握し、迅速かつ効果的な指示・支援が可能になり消火活動に役立つことが実証されました。さらに2018年7月からは、訓練時の館内放送においてタブレット端末と翻訳アプリを活用し、日・英双方の案内を流すことを試験的に行っています。お客様からも「聞き取りやすく、よかった」との声をいただくことができました。
訓練に立ち会われた地区の消防署担当官からも、ICTツールの活用は火災発生時に有効であるとの評価をいただきました。今後も引き続き、テナントや地域の皆様との連携による、安心・安全なビル運営に努めていきます。

テナントとの防災意識の共有

NTT都市開発は、各商業施設においても、テナントへ防災意識を共有することで、安心・安全の取り組みを進めています。
大手町ファーストスクエア(東京都千代田区)では、毎年4月に消防法に基づく「共同防火・防災管理協議会定例会」を開催しています。2017年度は、「自助・共助」をより促進し、テナント同士のコミュニケーションを深めていただくため、定例会に参加されるテナント同士の親睦がより深まる運営に改善しました。
秋葉原UDX、グランパーク(東京都港区)などのビルにおいても、防災防火訓練を定期的に行っています。秋葉原UDXにおける2017年11月の防災訓練では、テナントを含む783人の皆様に参加いただき、自衛消防隊による初期消火や避難誘導、全館避難の訓練を行いました。
また2018年2月には、首都圏の中小規模オフィスビルに入居しているテナントを対象に、企業防災セミナー&東北復興支援の「利き酒」イベントを開催しました。42社72人の皆様に参加いただき、企業での防災対策や備蓄対策、災害時の組織体制について理解を深めました。利き酒イベントは福島県の3酒造の方々に協力いただきテナント同士の懇親を深める場としました。
そのほか、テナントの皆様とともに防災体験施設を訪問する取り組みも行っています。
今後も、お客様と一体となった取り組みに力を入れていきます。

テナントと実施した秋葉原UDX防災訓練の写真
共同防火・防災管理協議会定例会

東日本大震災の記憶を継承〜品川シーズンテラスでの桜の植樹〜

品川シーズンテラスでの桜の植樹式の写真
品川シーズンテラスでの桜の植樹式

東日本大震災では、NTT都市開発の多くのお客様や社員、さらには所有物件が甚大な被害を受けました。7年を経た現在も、被災地ではさまざまな課題に直面しながら、復興に向けての努力が続いています。また、熊本地震や各地での火山活動の活発化、台風、豪雨による水害、豪雪被害などの大災害も相次ぎ、将来的にも大地震、テロなど、災害や危険の可能性が高まっています。
NTT都市開発はオフィスや住宅、商業空間をご提供し、居心地のよさを皆様にお届けする事業を行っていることから、安心・安全の確保は最も重要です。そうした意識を常に持ち続けるためにも、東日本大震災の記憶をとどめ、次世代へ継承する取り組みを行っています。
これは、東日本大震災の復興を願い、福島や東北、さらには全国を応援する「fukushimaさくらプロジェクト」の一環として行われたものです。同プロジェクトでは、新種の桜「はるか」の全国各地への植樹を通じ、桜に込められたメッセージを届けます。なお、「はるか」は森林総合研究所によって開発され福島県に送られたさくらで、福島・東北の応援シンボルとして、未来のはるかかなたまで広がって欲しいという願いが込められています。
2018年4月には、品川シーズンテラスのイベント広場にて、NTTファイナンス(株)とともに、東日本大震災の復興支援・地震などに対する防災意識醸成を目的とした桜の植樹式を行いました。
この小さな苗木が今後成長し、やがて開花を迎えるのを見守りながら、東日本大震災の記憶を新たにし、防災意識を育てていきます。

Jアラートに備えた訓練

Jアラートに備えた訓練の模様の写真
Jアラートに備えた訓練

NTT都市開発中国支店では、NTTクレド基町ビルおよび白島ビル(ともに広島市中区)で、弾道ミサイル発射を想定したJアラート訓練を実施しました。政府よりJアラートが発報されると、地域防災放送に加え個人が所有する携帯電話においてもアラートが発報されることから、建物共用部、商業区画のお客様の間などで混乱が生じ、これによる被害が発生するおそれがあります。このような状況に備え、主に混乱防止・不安軽減のための館内放送を実施する対応訓練を行いました。
訓練後のミーティングでは課題の洗い出しを行い、次回に向けた対応フローの改善などを行いました。テナントとも密接に連携しながら、より安心・安全な建物運営に努めています。

住宅における安心・安全の実現に向けて

NTT都市開発は、東日本大震災を契機に、分譲・賃貸マンションの防災対策を幅広い視点から見直し、各物件に適した対策を講じています。
例えば、ウエリス豊中桃山台(大阪府豊中市)では発電機、ウエリス浦和美園(埼玉県さいたま市)は、水道断水時にも利用できる折りたたみ式「マンホールトイレ」、ウエリス武蔵野関町(東京都練馬区)は、平時には憩いの場として使用するベンチが調理用のかまどに早変わりする「かまどベンチ」を備えています。
そのほか、各物件の状況に応じて、非常用飲料水生成システム、AEDなど、各種の防災設備を整備しています。
今後も、暮らしに安心・安全をもたらす取り組みを行っていきます。