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快適な空間と賑わいの創出

誰もが安心して安全に過ごせる心地のよい居住空間、機能的で便利なビジネス空間を創造し、魅力的で賑わいにあふれるまちづくりを推進します。

  

心地よい空間づくり

お客様のビジネスを支える

左にアーバンネット大手町ビル、右にグランパークの写真
左:アーバンネット大手町ビル(写真:三輪晃久)
右:グランパーク(写真:三輪晃久)

NTT都市開発グループは、高品質で信頼性の高いオフィスビルを、国内主要都市の良好な立地条件のもとで運営しています。これまで、NTTグループの資産を最大限に活用し、公共交通機関からのアクセスがしやすい場所を中心に、数多くのビルを開発してきました。情報通信インフラやビル設備についても、個々のビルに最適なものを採用し、利便性、快適性、そして安全性を備え、業務生産性向上に寄与する環境を継続的に提供しています。ビル管理運営においても、お客様のさまざまなニーズにお応えする体制を構築し、お客様のビジネスを支えています。

さらに、NTT都市開発グループでは英国、米国でもオフィスビルを取得し、国内の物件と同様に高品質のビジネス環境を提供する取り組みを進めています。

歴史と先進性を融合させたビル(英国1 King William Street)

1 King William Streetビルのエントランスホールの写真。写真:Timothy Soar
1 King William Streetビルのエントランスホール(写真:Timothy Soar)
テラス付き無柱空間となった増床部の写真。写真:Timothy Soar
テラス付き無柱空間となった増床部
(写真:Timothy Soar)

NTT都市開発が海外での物件取得に向け始動したのは2009年11月。英国倫敦(イギリスロンドン)市に、NTT都市開発100%所有の海外第1号物件となるオフィスビル「1 King William Street」を2011年に取得し、2016年11月にリニューアル工事を竣工させました。
同ビルは、銀行、保険会社、証券取引所などが集まる倫敦市中心部に位置し、バンク駅や英国銀行にも近い好物件です。付近一帯が保存地区に指定されており、特に通りに面する部分は歴史的保存建築に指定されているため、当該部分を保存することが義務付けられています。
2012年のテナント様退去を契機に、NTT都市開発では「Contemporary Classic」をコンセプトとし、歴史的建築を保存しながら、最新のオフィス環境を備えたビルをめざして、リニューアル計画を開始しました。
リニューアルでは、コア形状の見直しにより動線を改善。外壁には開口部を増加させ、自然光を取り入れた開放的なオフィス環境を実現。さらに、無柱空間でテラス付きのフロアを1層増床し、オフィスの快適性を向上させています。そのほかに、屋上緑化や雨水再利用システム、木材のルーバーを採用、全フロアにLED照明を設置するなど、環境に配慮した計画としました。日本で培ったノウハウを活用し、先進的なオフィスビルへと刷新しました。
歴史的な建築については、エントランスホールの円柱、天井装飾やサッシ、4階には1920年代そのままの会議室を保存するなど、当時の趣を今に伝えています。
同ビルのほか、現在は倫敦市に2件のオフィスビルを保有。今回のリニューアルで得た経験をもとに、海外においても高品質のビジネス環境の提供に取り組んでいきます。

新しい感動とおもてなしを提供

NTT都市開発グループは、国内主要都市で商業施設を開発・運営しています。

"あなたとつくる 街の物語"~ひとりひとりと、ひとつひとつを~という「商業ビジョン」のもと、それぞれのまちや商業施設に関わるステークホルダーに魅力的で活気あふれる場所を提供するため、地域の皆様やテナント様と連携した地域活性化の取り組みを進めています。

ラクエ四条烏丸、大規模リニューアル

ラクエ四条烏丸館内の写真
2F催事スペース

2016年、「ラクエ四条烏丸」(京都市下京区)は全体の半数以上に上る16店舗のリニューアル、館内共有スペースの刷新など、大規模なリニューアルを遂げてオープンしました。

新たに誕生したワークショップスペースでは、著名なスタイリストを招いたファッションイベントや、老舗ワイングラスメーカーとタイアップしたシャンパーニュテイスティング企画を開催するなど、上質な"モノとコト"を体感できる場を提供することにより、顧客満足度の高い賑わいの創出を実現しました。

1Fエントランスに配した季節の植物の写真
1Fエントランスに配した季節の植物

また、1階メインエントランスには、四季折々の植物を配置することで、居心地のよい空間をつくり出しています。
今後も、「しなやかに。わたしらしさが。ここちいい。」をテーマに、継続的なリニューアルを行い、洗練された大人をターゲットとする「自分らしさ探求の場」として、地域に根ざした情報・文化発信の場として、魅力的なまちづくりに貢献していきます。

成長事業のホテル・リゾート分野での展開(ひらまつとの提携)

THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 熱海の外観の写真
THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 熱海の外観
THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原の客室の写真
THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原の客室

NTT都市開発は、ホテル・リゾート事業を今後の成長事業と位置付け、積極的に展開すべく、レストラン事業を中核にホテル事業などを展開する(株)ひらまつとの業務提携を2015年11月に行いました。NTT都市開発におけるオフィス、住宅、商業施設などの開発ノウハウと、(株)ひらまつの培ってきた上質な食事や快適な空間提供の運営ノウハウを合わせることで、ホテル・リゾート事業の発展強化をめざします。
業務提携後、リゾート地などにおけるスモールラグジュアリーホテルの展開を進めています。2016年中に、賢島(三重県志摩市)、熱海(静岡県熱海市)、仙石原(神奈川県箱根町)で3物件がオープンしました。
NTT都市開発では今後も、ホテル・リゾートという新たな事業領域においても、そこにしかない価値を追求し、場所性、環境、独自性にこだわった空間づくりを進めていきます。

人のつながりがイノベーションを生む「場の創出」(「渋谷をつなげる30人」プロジェクト)

「原宿 if space」会場の設営後の写真
原宿if space会場の最終発表

NTT都市開発では、まちづくり支援の一環として「渋谷をつなげる30人」プロジェクトに協力しました。プロジェクトでは、20年後の渋谷区の未来像の実現をめざし、渋谷区に関わりのある企業・行政・NPO・市民が連携して地域の社会的課題解決を立案・実行していきます。
NTT都市開発は、保有物件である原宿第一マンションズの一部を、2016年の12月1日より2017年2月23日まで「渋谷をつなげる30人」の活動拠点として提供しました。施設内には、5〜100人が活動できるコラボレーションスペース「原宿if space」を設け、同プロジェクトの主催者とともに運用しました。また、NTT都市開発の社員が同プロジェクトの一員として参加し、他のチームメンバーとともに、渋谷区の課題解決に向けたアイディアを検討しました。
今後も、さまざまな立場の人々がつながり合いイノベーションが生まれる「場の創出」を通じ、まちづくりに貢献していきます。

豊かな暮らしの場の創造

NTT都市開発では、2010年に、分譲事業で2000年に導入した「Wellith(ウエリス)」ブランドを具現化する「ウエリスコード」を策定し、「共に、心地よく」をコンセプトに、幅広い視点からの工夫や配慮を施し、商品・品質価値の向上に努めてきました。

さらに、「Wellith」が多様化するお客様の価値観やライフスタイルによりきめ細やかにお応えできるブランドとなることをめざし、2015年からは新スローガン「今も、未来も、心地いい」を取り入れながら、ロゴもより親しみを感じていただけるようにリニューアルしました。

ウエリス6つの理性品質

  • 永住性への配慮(PERMANENCE):高い公共性を有し、堅牢な通信用建物などを建設してきた技術を活かして、良質な社会ストックとなる長寿命住宅への取り組みを行います。

  • 環境創造(CREATE OF LAND SCAPE):「建物グリーン設計ガイドライン」により、NTTグループ全体で環境問題に取り組んでいます。分譲マンションにおいてもこれらを活かして環境創造に貢献します。

  • 安全安心(SAFETY AND SECURITY):NTTグループの信頼感に基づいた耐震性への対応は元より、グループの総合力を活かした防犯、防災への取り組み、また、室内環境の安全性への配慮など、安全安心にこだわった空間創造に努めます。

  • 確かな管理(RELIABLE MANAGEMENT):NTTグループの総合力により、お客様の信頼にお応えする充実したアフターサービスとマンション管理に努めます。

  • 快適な生活空間(COMFORTABILITY):数万戸に及ぶ住宅建設の実績と伝統をベースに、高度化・多様化するニーズに的確に対応していくことをめざします。

  • 先進の情報技術(ADVANCED INFORMATION TECHNOLOGY):NTTグループの先進技術を、いち早く分譲マンションにおいて活かします。

建物が刻んでいく時間が価値となるリノベーション

NTT都市開発では、建物の資産価値を維持しながら、世代を超えて住み継がれる住まいづくりをめざしています。そのために新たに取り組んでいるのが、リノベーション分譲事業です。
2016年7月竣工の「イクシクス麻布十番」は、共用部を改修、専有部はお客様に合わせて間取りや建具の色を変更できる自由設計のマンションとして再生しました。外観・エントランスは流行に左右されず「古る美る(ふるびる)」デザインを取り入れるなど、時間の経過が価値となる建物として、リノベーションを行っています。
2017年1月には、リノベーション分譲事業第2弾である「ウッドヴィル麻布」が竣工。専用部は「イクシクス麻布十番」と同様、自由設計を採用。さらにコンセプトは「永く大切にされる『本物』であること」とし、デザイン、サービスや管理の見直しを行い、機能面においてはメンテナビリティに配慮し、価値を維持・向上しながら住み継がれる建物としました。
いずれの物件でも、築後100年を視野にリノベーションを行い、100年間の長期修繕計画の立案も含め、長期的視野での「心地よさ」をめざしています。

ウッドヴィル麻布 共有部のエントランス改修前の写真
ウッドヴィル麻布 共有部エントランス改修前
ウッドヴィル麻布 共有部のエントランス改修後の写真
エントランス改修後

多世代が末永く暮らせる住まいづくり(つなぐTOWNプロジェクト)

NTT都市開発の「つなぐTOWNプロジェクト」では、分譲マンションとサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を一体開発することで、多世代がずっと快適に暮らせる住まいを実現します。
同プロジェクト第2弾の「ウエリス武蔵野関町(分譲マンション)・ウエリスオリーブ武蔵野関町(サ高住)」(東京都練馬区)では、武蔵野の緑豊かで閑静な立地にふさわしく、周囲と調和のとれた落ち着きのある外観デザインを採用。分譲マンション居住者部分は、家族構成の変化に合わせ部屋数を調節できる可動間仕切り、豊富な収納スペース、ユニバーサルデザインなどライフスタイルの変化への対応が特徴です。また、分譲マンションの居住者も、必要となった際にサ高住同様のサービスを申込み、利用できるほか、2親等以内の親族も含め、優先的に隣のサ高住へと住み替えすることができます。住み慣れた土地で、地域や家族とのつながりを保ちながら、安心して住み続けられる仕組みをめざしています。
さらに、プロジェクト第3弾として予定されている「町田中町」(東京都町田市)がこれに続きます。これからも、人と人、人とまちをつなぐ取り組みを継続していきます。

メルシープロムナード(ウエリス武蔵野関町・ウエリスオリーブ武蔵野関町)の写真
メルシープロムナード(ウエリス武蔵野関町・ウエリスオリーブ武蔵野関町)

豪州における宅地開発分譲(Annadaleプロジェクト)

NTT都市開発は、海外における分譲事業にも積極的に取り組んでいます。現在進めているのが、豪州(オーストラリア)・メルボルン近郊の振興開発地での宅地開発「Annadaleプロジェクト」です。同プロジェクトは、住友林業との共同開発事業「THE BOULEVARD -KILORA PARK-」に続く2件目の共同開発物件となります。
開発エリアは、「世界で最も住みやすい都市」として人気のメルボルンにほど近く、都市中心部や空港へのアクセスも便利なことから、今後の発展が期待されています。また、現地東側にはビジネスセンターや商業施設の建設も予定されており、将来的に住宅需要が高まることが予想されています。
「THE BOULEVARD -KILORA PARK-」「Annadale」は開発・販売ともに順調に進んでいます。引き続き両プロジェクトに取り組みつつ、新たなプロジェクトへの参画を進めることで、豪州での住宅開発事業の経験・ノウハウを蓄積し、海外での快適な住まいづくりを追求していきます。

メルボルン近郊に開発中の宅地を俯瞰で見た完成イメージ図
Annadaleプロジェクトの完成イメージ図

皆様の安心と安全のために

安全・品質の確保

NTT都市開発は2009年8月、安全・品質の確保に向けて、「安全・品質方針」を制定しました。

「NTT都市開発 安全・品質方針」(2009年8月制定)

私たちは、誰もが安心して安全に過ごすことができる高品質な建物・サービスの創造を通じて、快適空間を提供します。
「今」、「将来」、そして「いざ」という時の安全を確保し、企画、設計、建設、管理に至る全てのプロセスにおいて、品質の維持・向上に取り組みます。

活動指針

  1. お客様の期待・ニーズに応えるため、時代の変化を敏感に捉え、継続的な安全・品質確保に取り組みます。
  2. お客様の安全を確保することを最重要課題として捉え、諸施策に取り組みます。
  3. 高耐久性、高信頼性、高機能性などの確保に取り組むとともに、災害対策、防犯・セキュリティ対策、維持保全、ユニバーサルデザイン等を推進します。

BCM(事業継続管理)の推進

NTT都市開発は、お客様の企業活動・生活の基盤を提供するものとして、非常時、平常時の体制および対応に関する基本事項を定め、人的および物的被害を最小限にし、早期に重要業務を回復するため事業継続管理(Business Continuity Management)活動に取り組んでいます。

NTT都市開発では、かねてよりさまざまな災害対策を講じてきましたが、東日本大震災以後ますます大きくなるお客様の事業継続や、地域・社会からの要望に応えています。今後高い確率で発生が予見される大規模地震や津波、環境の変化から頻発している集中豪雨に伴う浸水被害などに対し、広い視点から対策を検討し、順次対応を進めています。

耐震・水防対策と防災活動

NTT都市開発では、各ビルの建物躯体の耐震性を確認することに加え、避難エリア・重要室の天井の耐震対策、エレベーターの耐震対策、水防板の設置による建物の浸水対策などに取り組んでいます。さらに、大規模地震発生後の建物の安全性検証のために、建物躯体の被災度を判定するシステムの導入も進めています。
また、防災体制の整備や避難誘導手順の周知、防災訓練やセミナーの開催、防災ガイドブックの配布など、各ビルの状況に応じて実施しています。

非常時におけるオフィス機能の確保

2016年1月にオープンした「アーバンネット日本橋二丁目ビル」(東京都千代田区)では、テナント様のBCP(事業継続計画)対策として、光ダクトや手動開閉窓の採用、新耐震基準の1.5 倍の躯体強度確保、72 時間の非常用発電、浸水対策や災害対策用備蓄倉庫など、災害発生後でも一定のワークプレイス環境を維持する設備を備えています。また、既存のビルにおいても、非常用電源の強化・多重化に取り組んでいます。
また、各ビルでは、緊急時対応としてマンホールトイレの設置や非常用排水槽の設置も進めています。
平常時はもちろん、非常時の通信手段の確保や的確な情報提供を行うため、無料Wi-Fiサービスの提供などの施策を順次進めています。

非常時の地域貢献

NTT都市開発では、防災備蓄倉庫を設置し、非常食や毛布、水、防災用応急復旧機材や簡易トイレなどを備蓄するとともに、行政機関と連携した帰宅困難者へのサポートの準備も進めています。

NTT都市開発グループの安全大会

2016年度安全大会の写真
2016年度安全大会

NTT都市開発ビルサービス㈱では、工事現場での事故やトラブルを防止するため、パートナー会社様の協力のもと、「安全大会」を毎年実施しています。
11月8日に開催された「2016年度安全大会」では52社73名の方々に出席いただきました。有識者の講話をいただいたほか、安全への取り組み事例や優良事例を紹介することなどにより、安全への決意を新たにしました。また、日ごろからのコミュニケーションや信頼関係の構築が現場での安全をつくるという考えのもと、大会終了後には意見交換会を開催しました。今回は東海や関西などを含め昨年より参加規模を拡大して実施することができ、NTT都市開発ビルサービス全体として、安全に対するさらなる意識向上を図りました。

グランフロント大阪における安全対策訓練

負傷者トリアージ実施の写真
負傷者トリアージの実施

各ビルにおける安全対策についても取り組みを進めています。グランフロント大阪でも、竣工より継続して災害対策訓練を実施しています。3回目となる災害対策訓練は、2017年1月12日に行いました。
東日本大震災以降、大規模施設における防災対応力への社会的な期待がますます高まっています。
グランフロント大阪は、1日あたり延べ約10万人以上のお客様が来館される施設であることから、今回は、負傷者、帰宅困難者への対応向上を重視して訓練を行いました。

重傷者エリアの写真
重傷者エリアの様子

施設側スタッフにより仮救護所を立ち上げ、施設内の医療系テナント様5社との協力のもとで、負傷者対応を実施し、医療関係者と施設スタッフを合わせた総勢80名にて、一連の災害時対応を確認しました。また、帰宅困難者のためのスペース設営や備蓄品配給体制の構築を行いました。
グランフロント大阪では、日ごろから非常用資機材の準備、食糧備蓄、非常災害体制編成を行うほか、大阪市北区からの要請を受け「津波避難ビル」の指定受け入れを行っており、ハード・ソフト両面での災害対策を講じています。
今後も、大阪市、所轄消防署やテナント企業の皆様との協力のもと、安心・安全なまちづくりをめざしていきます。

ゲーム形式の次世代版避難訓練「LUDUSOS(ルドゥオス)」の実施

オフィスビルの安心・安全やBCP対策などについて、お客様や社会全体からの興味関心が高まっています。秋葉原UDXではテナントの従業員の方々を対象に、次世代版避難訓練「LUDUSOS」を2016年9月5日に実施しました。これは「いつアキバで被災しても自分の力で判断し、行動できる人を育てる」をコンセプトとし、一般社団法人防災ガールをはじめとする各企業様とのコラボレーションにより、セミナーや非常食試食会、ICTを活用した避難訓練などを行うものです。
とくに、ゲーム形式で行うまち歩き型の避難訓練はこれまでになく画期的なもので、避難場所や経路をあらかじめ定めないことで、秋葉原UDXの防災情報や周辺の危険な場所を確認しながら汎用性ある防災知識を習得できます。ゲーム修了後は参加者同士でディスカッションし、全体で知識を共有しながら学びを深めます。
訓練当日には秋葉原UDXで働く11社64名が参加し、「UTM座標」と「スカイプ」を使い、本部にいる「司令員」とまちを調査する「現地調査員」がチームを組んで、秋葉原のまちを調査するという内容で訓練が行われました。
UTM座標は、災害時でも正確な位置情報を共有できる位置特定システムで、東日本大震災の後に国でも導入されるなど、今後利用が増えることが期待されています。参加者は「いつも働いているオフィスビルで、もし災害が発生したら」という視点で、集中して訓練に取り組みました。
訓練終了後、参加者からは「知っているつもりだったが、避難場所などの知識がほぼ無いことを改めて知った」「前向きに防災を考えることができた」などの意見があったほか、参加者を対象としたアンケート調査では96.5%が訓練によって防災意識に変化があったと回答しました。また、訓練の実施に関して改善すべき点の指摘もありました。全体として、ビルで働く一人ひとりの防災への意識を高め、対応力を磨く有意義な訓練となりました。

ルドゥオスの参加者達が集合写真を撮っている様子の写真
LUDUSOS参加者の集合写真

優良ビルの認定制度「BOMA360」の取得(秋葉原UDX)

BOMA360のロゴマーク
BOMA360のロゴマーク
BOMA認定プレートの写真
BOMA認定プレート

秋葉原UDXにおいて、全米ビル協会BOMAインターナショナルが実施する優良ビル認定制度「BOMA360パフォーマンスプログラム」(BOMA360)を取得しました。BOMA360は、①ビルの運営管理、②生命の安全/警備/リスクマネジメント、③訓練と教育、④エネルギー、⑤環境・サスティナビリティ、⑥テナントとの関係および地域社会への関与といった6つのカテゴリーについて、ポイント制で認定を受ける仕組みとなっています。全米で1,100近くのビルが認定を受けており、優良ビルの認定システムとして広く認知されています。
今回は、秋葉原UDXでのプロパティマネジメント業務の品質チェックや、業務品質向上を目的に認証の取得をめざし、延床面積600,000sf(55.742㎡)以上のビルとしては、国内で初めて取得することができました。NTT都市開発は、今回の成果を全社で広く活用し、さらに安心・安全で快適なビルの運営に向けて取り組みを続けていきます。

全テナント様参加による防火訓練・防災訓練の実施(トラッド目白)

トラッド目白の全テナント様が参加する防火訓練・防災訓練の写真
全テナント様の参加による防火訓練・防災訓練(トラッド目白)

NTT都市開発は、各商業施設においても安心・安全の取り組みを進めています。目白駅前に位置する「トラッド目白」は、スーパーマーケットやカフェ・飲食店のほか、ブライダル、文化施設などさまざまなテナント様で構成されています。そのため、安心・安全な施設管理に向けては、テナント様それぞれが防火・防災意識を持ち、有事の際には防災センタを中心に各テナント様が連携し、冷静に対応していくことが重要になります。
そこで同施設では、日次・週次・月次にて防災センタと施設管理者が一体となった防火・防災訓練を行っています。
また、年2回、全テナント様の参加による防火訓練・防災訓練を実施しています。各テナント様が積極的かつ能動的に訓練に参加しているだけでなく、施設側でのシナリオのほか、各テナント様で独自のシナリオをつくって店舗内の避難誘導等を行うなど、高い意識を持って取り組み、所轄消防署からも年々防火・防災意識や避難誘導等のレベルが高まっているとの声をいただいています。
こうした継続的な取り組みにより、お客様に安心して利用いただける施設をめざしていきます。
商業施設は不特定多数の方がさまざまな目的で訪れる場所であるため、テナント様だけでなく、地域住民の方々や施設利用者の皆様にも対応した防災対策が必要とされます。
NTT都市開発では、防災備蓄倉庫の充実や帰宅困難者の受け入れ準備、情報発信など、災害時においても商業施設らしい地域の役割を担えるよう、体制構築に取り組んでいます。

住宅における安心・安全の実現に向けて

NTT都市開発は、東日本大震災を契機に、分譲・賃貸マンションの防災対策を幅広い視点から見直し、各物件に適した対策を講じています。
例えば、ウエリス豊中桃山台(大阪府豊中市)では発電機、ウエリス浦和美園(埼玉県さいたま市)では、水道断水時にも利用できる折りたたみ式「マンホールトイレ」、ウエリス武蔵野関町(東京都練馬区)は、平時には憩いの場として使用するベンチが調理用のかまどに早変わりする「かまどベンチ」を備えています。
そのほか、各物件の状況に応じて、非常用飲料水生成システム、AEDなど、各種の防災設備を整備しています。
今後も、暮らしに安心・安全をもたらす取り組みを行っていきます。